RadminでWindows Serverに安全にリモート接続する方法|設定手順を徹底解説
リモートデスクトップは、現代のIT技術の中でも最も有用なもののひとつです。ほぼどこからでもコンピューターを操作できるという能力は、まさに驚異的といえます。世の中にはさまざまな用途に応じたリモートデスクトップアプリケーションが数多く存在します。この技術の優れた点は、まるでその場にいるかのように、目の前のコンピューターを操作できることです。何キロも離れた場所からこの機能を使えるのは、本当に魅力的です。
自宅にいながら会社のPCを操作したり、従業員や顧客にITサポートを提供したりと、リモートコントロールソフトウェアの活用シーンは枚挙にいとまがありません。しかし、本記事の目的は活用例を語ることではなく、Radminを使ってWindows Serverに安全にリモート接続するための設定方法をご紹介することです。

リモート接続のセキュリティ課題とRadminの強み
リモートデスクトップソフトウェアの弱点のひとつが、確立された接続のセキュリティです。多くのソフトウェアやツールは複数の脆弱性(エクスプロイト)に対して無防備で、リモート接続が必ずしも安全とはいえません。そのため、常に危険にさらされている状態になりがちです。
しかし、この分野で高い安全性が実証されているソフトウェアがあります。それが「Radmin」です。Radminは、セキュリティと信頼性に優れたリモートアクセスソフトウェアです。Radminでリモート接続を確立するには、主に2つのコンポーネントが必要です。
- Radmin Server: アクセスしたいリモート側のコンピューターにインストールします。
- Radmin Viewer: 操作する側のローカルPCにインストールします。
これらのツールを組み合わせることで、安全にリモートコンピューターへ接続できるようになります。
Radmin ServerとRadmin Viewerのインストール
本題に入る前に、まずローカル環境とリモート環境それぞれのシステムにRadmin ServerとRadmin Viewer(こちらからダウンロード)をインストールしておく必要があります。インストール作業は非常に簡単で、特別な設定は不要です。ツールをダウンロードしたら、.zipファイルをお好みの場所に展開し、そのフォルダへ移動して、それぞれのシステムに対応するツールをインストールしてください。
Radmin Serverの設定方法
リモートPCにRadmin Serverをインストールしたら、次は設定を行います。設定項目は多数ありますが、ここでは重要度の高い項目に絞って解説します。具体的には、起動モードの選択、IPフィルタリング、パスワードの設定などです。それでは順番に見ていきましょう。
起動モードの選択
システムにサーバーをインストールすると、Radmin Serverの設定ウィンドウが表示されます。ここではさまざまな設定が可能で、そのひとつが起動モードの選択です。Radmin Serverは、システム起動時に自動的に開始するか、必要なときに手動で起動するかを選べます。手順は以下の通りです。
- Radminの設定ウィンドウで「Startup mode」をクリックします。
- 「Automatic」または「Manual」を選択します。自動起動したい場合はAutomaticを、そうでなければManualを選びましょう。Manual起動は全体的なセキュリティ向上につながりますが、状況によっては自動起動の方が便利な場合もあります。自分の運用スタイルに合った方を選択してください。

Radminセキュリティによるユーザー管理
Radminでは、着信するリモート接続をログイン名とパスワードで制限でき、特定のユーザーだけがリモートコンピューターにアクセスできるように設定できます。そのためには、Radmin Serverにユーザーを追加する必要があります。これにより、リモート接続のセキュリティがさらに強化されます。ユーザーの追加手順は以下の通りです。
- Radminの設定ウィンドウで「Permissions」をクリックします。
- 続いて、Radmin Securityの横にある「Permissions」ボタンをクリックします。

- 表示された新しいウィンドウで「Add User」をクリックします。
- ユーザー名とパスワードを入力し、「OK」をクリックして完了です。

IPフィルタリングの設定
特定のネットワークからの着信リモート接続を制限したい場合は、ツールのIPフィルター機能を利用しましょう。これにより、特定のIPアドレスまたはIPアドレス範囲のみに接続を制限できます。手順は以下の通りです。
- 設定ウィンドウで「Options」を開きます。
- 左側のメニューから「IP Filter」をクリックし、「Enable IP Filter」にチェックを入れます。
- 「Add」をクリックして、許可するIPアドレス範囲を入力します。

- 特定のIPアドレスまたはIPアドレス範囲を指定し、「Add」をクリックすれば、指定したアドレス以外からのアクセスが制限されます。
ユーザー許可の要求とログ記録
Radmin Serverでは、リモートコンピューターに接続を試みるたびに、相手側のユーザーに許可を求めるよう設定できます。さらに、エラーが発生した際にログファイルを作成するよう設定すれば、問題の原因を把握しやすくなります。設定手順は以下の通りです。
- Radmin Settingsウィンドウで「Options」を開きます。
- この機能を有効にしたい場合は、「Ask user permission」チェックボックスにチェックを入れます。一定時間後に自動的に接続を拒否または許可するよう設定することも可能です。

- ログについては、記録するエラーの種類を選択できます。選択肢はドロップダウンメニューから確認できます。ログファイルの保存先を変更するには、「Browse」をクリックして保存先を指定してください。
- 最後に「OK」をクリックして完了です。
リモートコンピューターへの安全な接続方法
ここまででRadmin Serverの設定が完了したので、いよいよリモートコンピューターへ接続します。接続するには、ローカルPC(自宅のPCなど)にRadmin Viewerがインストールされていることを確認してください。Radmin Viewerのインストールが完了していれば、リモートシステムに接続できます。その際、リモートコンピューターのIPアドレスが必要になります。IPアドレスは、コマンドプロンプト(cmd)を開いてipconfigと入力すれば確認できます。
また、Radmin Viewer経由でリモートシステムにファイルを転送することも可能で、逆方向(リモートからローカルへ)のファイル転送にも対応しています。IPアドレスがわかったら、以下の手順でリモートシステムにアクセスしましょう。
- Radmin Viewerを起動します。
- 起動したら、メニューバーの下にある雷アイコン(稲妻マーク)をクリックします。
- リモートコンピューターのIPアドレスを入力し、ドロップダウンメニューから「Full Control」が選択されていることを確認します。

- 「OK」をクリックします。
- Radmin Serverのセキュリティ設定に基づいて、ログインユーザー名とパスワードを入力します。
- リモートコンピューターの画面が表示されたウィンドウが開けば、接続完了です。
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