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IPアドレスとは?仕組み・種類・確認方法をわかりやすく解説

IPアドレス(Internet Protocol address)とは、ネットワークに接続された機器を識別するための番号のことです。IPアドレスを持つことで、デバイスはインターネットに代表されるIPベースのネットワーク上で、他のデバイスと通信できるようになります。

IPアドレスの見た目

一般的なIPアドレスは、次のような形式で表記されます。

151.101.65.121

また、次のようにアルファベットを含む形式のIPアドレスを目にすることもあります。

2001:4860:4860::8844

IPアドレスの役割と仕組み

IPアドレスは、インターネット上のネットワーク機器に対して「身元」を与えるものです。住所が特定の物理的な場所を識別するのと同じように、ネットワーク上のデバイス同士はIPアドレスによって互いに区別されています。

たとえば、海外の友人に荷物を送るときには正確な宛先が必要ですよね。インターネットでデータを送信するときも、基本的には同じ仕組みが使われています。ただし、物理的な郵便住所の代わりに、コンピュータはDNSサーバーを使ってホスト名からIPアドレスを調べます。

具体例を挙げましょう。ブラウザに「www.example.com」のようなURLを入力すると、そのページを読み込むリクエストがDNSサーバーへ送られ、該当するホスト名に紐づくIPアドレスが検索されます。IPアドレスがなければ、コンピュータはあなたが何を求めているのかを把握できません。

IPのバージョン:IPv4とIPv6の違い

IPには「IPv4(Internet Protocol version 4)」と「IPv6(Internet Protocol version 6)」という2つのバージョンがあります。IPv4は従来から使われている旧バージョンで、IPv6はその改良版にあたります。

IPv6がIPv4に置き換わりつつある最大の理由は、利用できるIPアドレスの数が圧倒的に多い点にあります。同じネットワーク上の複数のデバイスがインターネットに接続する際には、それぞれのデバイスに一意のアドレスが必要だからです。

  • IPv4:アドレスの構造上、約43億個(232)の一意のIPアドレスを提供できます。大きな数に思えますが、あらゆるデバイスがインターネットにつながる現代においては、決して十分ではありません。
  • IPv6:約340澗(かん)個=3.4×1038個(2128)のアドレスをサポートします。地球上の全員が数十億台のデバイスをインターネットに接続できるほどの、途方もない規模です。

イメージをつかむために、こんなたとえ話があります。もし切手1枚の面積ですべてのIPv4アドレスを書き込めるとしたら、IPv6の全アドレスを収めるには太陽系全体の広さが必要になる、という具合です。

IPアドレスとは?仕組み・種類・確認方法をわかりやすく解説

豊富なアドレス数に加えて、IPv6には以下のようなメリットもあります。

  • プライベートアドレス同士の衝突が発生しない
  • 自動設定(オートコンフィグレーション)に対応
  • NAT(Network Address Translation)が不要になる
  • 効率的なルーティングが可能
  • 管理がしやすい
  • プライバシー保護機能が標準で組み込まれている

表記方法にも違いがあります。IPv4は32ビットの数値を10進数で表し、たとえば「207.241.148.80」や「192.168.1.1」のようになります。一方、IPv6は膨大な数のアドレスを扱うため16進数で表記され、たとえば「3ffe:1900:4545:3:200:f8ff:fe21:67cf」のようになります。

IPアドレスの主な種類

IPアドレスにはいくつかの種類があります。すべてのIPアドレスは数字や英字で構成されていますが、用途はそれぞれ異なります。大きく分けると、プライベートIPアドレス・パブリックIPアドレス・固定IPアドレス・動的IPアドレスの4種類です。

なお、これらの種類はいずれもIPv4アドレスにもIPv6アドレスにもなり得ます。

  • プライベートIPアドレス:ネットワーク内部で使われるアドレスです。たとえば、タブレット、Wi-Fiカメラ、無線プリンター、デスクトップPCなどが接続する家庭内ネットワークが代表例です。プライベートIPアドレスによって、各デバイスはルーターや同じネットワーク上の他の機器と通信できます。手動で設定するか、ルーターが自動的に割り当てます。
  • パブリックIPアドレス:ネットワークの外側で使われるアドレスで、ISP(インターネットサービスプロバイダ)から割り当てられます。家庭や企業のネットワークが、世界中のネットワーク機器(いわゆるインターネット)とやり取りするための窓口となるアドレスです。これにより、家庭内のデバイスはISPを経由して外部にアクセスし、Webサイトの閲覧や世界中のサーバーとの直接通信が可能になります。

さらに、プライベートIPアドレスとパブリックIPアドレスは、それぞれ動的(変わる)か静的・固定(変わらない)かに分類されます。

DHCPサーバーによって自動的に割り当てられるIPアドレスは「動的IPアドレス」です。一方、デバイス側でDHCPが無効になっている、あるいはDHCP非対応の場合は、IPアドレスを手動で設定する必要があり、この場合のアドレスを「静的(固定)IPアドレス」と呼びます。

自分のIPアドレスを確認する方法

IPアドレスの確認手順は、デバイスやOSによって異なります。また、ISPから割り当てられたパブリックIPアドレスを知りたいのか、ルーターが各デバイスに振ったプライベートIPアドレスを確認したいのかによっても、操作方法が変わってきます。

パブリックIPアドレスの確認方法

ルーターのパブリックIPアドレスを調べる方法はいくつかありますが、「IP Chicken」「WhatsMyIP.org」「WhatIsMyIPAddress.com」「icanhazip.com」などの確認サイトを利用するのが最も手軽です。これらのサイトは、Webブラウザを備えたネットワーク接続デバイス(スマートフォン、タブレット、ノートPC、デスクトップなど)であれば、どんな端末からでも利用できます。

IPアドレスとは?仕組み・種類・確認方法をわかりやすく解説

プライベートIPアドレスの確認方法

Windowsの場合は、コマンドプロンプトを開いて「ipconfig」コマンドを実行すれば、デバイスのローカルIPアドレスを確認できます。

IPアドレスとは?仕組み・種類・確認方法をわかりやすく解説

なお、ルーター本体のIPアドレス(デフォルトゲートウェイ)を知りたい場合は、ネットワークがインターネットへの接続に使用している機器のアドレスを確認する必要があります。

その他のOSでのプライベートIPアドレスの確認方法は以下のとおりです。

  • Linux:ターミナルを起動し、「hostname -I」(大文字のアイ)、「ifconfig」、または「ip addr show」コマンドを入力します。
  • macOS:「ifconfig」コマンドでローカルIPアドレスを確認できます。
  • iOS:iPhone・iPad・iPod touchでは、「設定」アプリの「Wi-Fi」メニューから確認できます。接続中のネットワーク名の横にある小さな「i」ボタンをタップしてください。
  • Android:「設定」>「ネットワークとインターネット」>「Wi-Fi」の順に進みます(Androidのバージョンによっては「設定」>「Wi-Fi」、または「設定」>「無線とネットワーク」>「Wi-Fi設定」)。接続中のネットワークをタップすると、プライベートIPアドレスを含むネットワーク情報が表示されます。「詳細設定」を開くと、より詳しい情報を確認できます。

よくある質問

外部IPアドレスとは何ですか?

「外部IPアドレス」はパブリックIPアドレスの別名です。同様に「内部IPアドレス」はプライベートIPアドレスの別名にあたります。

Wi-FiのIPアドレスとは何ですか?

Wi-FiのIPアドレスも、他のIPアドレスと特別に違うものではありません。IPアドレスは有線でも無線でも同じ仕組みで、接続方式ではなくネットワークやインターネット対応デバイスそのものに関連付けられるものだからです。

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