OneNoteクラスノートブックとは?特徴・入手方法・作成手順を徹底解説
OneNoteクラスノートブック(Class Notebook)は、無料のMicrosoft OneNoteアプリを教育現場向けに拡張した特別版です。生徒同士がプロジェクトでリアルタイムに共同作業を行える一方、課題は教師だけが閲覧できる非公開の形式で提出できます。教師はクラスごとに専用のデジタルノートブックを作成し、どの生徒や教師がアクセスできるのかを完全にコントロールすることが可能です。
OneNoteクラスノートブックと通常のOneNoteの違いは?
基本的なメモ機能やクラウド保存機能は通常のOneNoteと共通していますが、クラスノートブックには教育向けの重要な違いがいくつかあります。
- 複数のユーザーがコンテンツをノートブックへ提出でき、管理者(教師)のみが閲覧できる
- 教師や生徒を追加・削除するための管理ツールを搭載
- 全ユーザーがアプリ内でアクセスできる教材・メディア用のコンテンツライブラリ
- 通常のOneNoteは完全無料。一方、クラスノートブックの利用にはMicrosoft 365 Educationサブスクリプションが必要
OneNoteクラスノートブックはどこから入手できる?
OneNoteクラスノートブックは、単体でオンラインからダウンロードすることも、Windows 10のMicrosoft Storeから入手することもできません。
代わりに、Microsoft 365 Educationアカウントを使用しているデバイス上のMicrosoft 365アプリからアクセスする必要があります。
なお、すべてのMicrosoft 365プランで利用できるわけではありません。教育機関向けサブスクリプションに「OneDrive for Business」が含まれている必要があります。
Microsoft 365アプリを開くと、画面左上のアプリランチャー内にOneNoteクラスノートブックが表示されます。OneNote 2013または2016を使用している場合は、追加機能を利用するために「Class Notebook アドイン」をダウンロードしてください。
生徒向けに別途インストールする「OneNote for Students」といったアプリは存在しません。生徒は自分のMicrosoft 365アカウント情報で最新版のOneNoteアプリにログインするだけで、クラスノートブックのコンテンツにアクセスできます。
さらに、OneNoteクラスノートブックの公式サイトにログインすることでもアクセス可能です。
OneNoteクラスノートブックの作り方
パソコンでお好みのWebブラウザを開き、https://www.onenote.com/classnotebook にアクセスします。
「Create a class notebook(クラスノートブックを作成する)」を選択します。

クラスノートブックの名前を入力し、「Next(次へ)」を選択します。

名前は自由につけられますが、生徒や他の教師が識別しやすいよう、内容がわかりやすい名前にするのがおすすめです。OneNoteクラスノートブックの各セクションに関する簡単な説明が表示されます。内容を確認して「Next」を選択し、次へ進みます。

共同作業やノートブックの管理を担当する他の教師の名前またはメールアドレスを入力して招待し、「Next」を選択します。

自分一人でノートブックを管理する予定なら、他の教師を招待する必要はありません。後からスタッフを追加することも可能です。生徒の名前またはメールアドレスを入力して追加します。完了したら「Next」を選択します。

生徒がアクセスできるコンテンツ(セクション)を設定します。「X」でセクションを削除、「+」で追加できます。準備ができたら「Next」を選択しましょう。

セクションの数は自由に増減できます。教師用ノートブックのプレビューが表示されます。内容に問題がなければ「Create(作成)」を選択します。

ノートブックの作成には数分かかる場合があります。これで、OneNoteのクラスノートブックがオンラインおよびOneNoteアプリ上で表示・管理できるようになります。

OneNoteクラスノートブックに教師や生徒を追加する方法
新しい生徒や教師を追加する最も簡単な方法は、https://www.onenote.com/classnotebook にアクセスし、Microsoft 365の資格情報でログインした後、「Add or remove students(生徒の追加・削除)」または「Add or remove teachers(教師の追加・削除)」を選択することです。
必ず正しいMicrosoftアカウントでログインしてください。誤ったアカウントでは一部の機能が利用できません。
OneNoteクラスノートブックは本当に必要?導入前に考えるべきポイント
テクノロジーの導入に関するあらゆる判断と同様に、自分の状況に合わせてメリットとデメリットを比較検討することが大切です。例えば、多数の生徒を抱える教師にとっては心強いツールになりますが、少人数クラスの場合、課題の回収や共同作業が本当にそれほど楽になるのでしょうか?
導入前にぜひ検討したいポイントは以下の通りです。
- クラスノートブックは授業へのエンゲージメントを高めるか、それとも下げるか?
- 自分自身の業務効率や生産性向上につながるか?
- 生徒全員がクラスノートブックを使いこなせるか?
- 生徒全員が学校と自宅の両方でパソコンを利用できる環境にあるか?
- データ同期のためのインターネット接続は教室で利用できるか?
OneNoteクラスノートブックには多くの成功事例がありますが、すべての学習環境にとって最良の選択肢になるとは限りません。環境によっては導入自体が難しいケースもあります。自校の状況を見極めたうえで判断しましょう。
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