あなたのパソコン、ハッカーに侵入されやすい?セキュリティの脆弱性をチェックする3つの方法
ウイルス対策ソフトが必要なことや、マルウェアを含む可能性の高いサイトには注意すべきことは誰でも知っています。しかし、自分のパソコンが実際にどれほど脆弱なのか、きちんと把握できているでしょうか?ハッカーがシステムを検出・悪用する仕組みに詳しくない人にとっては、その判断は意外と難しいものです。ここでは、オンラインの脅威からどれだけ安全かを確認するために調べられる3つのポイントを紹介します。
ファイアウォールの強度を確認する
ファイアウォールはパソコンにとって重要な防御線です。送受信される通信を監視して悪意のあるものかどうかを判定し、不審な通信を検知すると警告してくれます。設定によっては、特定のドメインやアプリからの接続を許可またはブロックすることも可能です。
ファイアウォールのセットアップと維持はほぼ自動的に行われるため、ユーザーが特別な操作をする必要はほとんどありません。実際、気づかないうちにファイアウォールが稼働しているというケースも少なくありません。
ただし、ファイアウォールが正しく機能しているかどうかは、実際にテストしてみる必要があります。ファイアウォールをテストできるサイトはいくつかあり、それぞれ検査の厳密さが異なります。筆者はGibson Research Corporationの「ShieldsUP!」というWebアプリを使って、パソコン上の1,000以上のポートをテストしました。その結果、GRCの探査に対して応答したポートは一つもなく、標準的な手法ではハッカーがこのパソコンを見つけるのは非常に難しいことが分かりました。
なお、この記事を執筆する過程で、有名どころのサービスが一時的に利用できない状態になっていることも判明しました。「AuditMyPC」と「ShieldsUp!」はいずれも人気の選択肢ですが、ShieldsUp!は動作が不安定で、AuditMyPCのファイアウォールテストはダウンしていました。同種のサービスを提供する「PCFlank」と「HackerWatch」でもエラーが発生しました。
そのため、利用できるサービスを見つけるまで少し探し回る必要があるかもしれませんが、ファイアウォールが安全かどうかを確認するためなら、その手間をかける価値は十分にあります。
ブラウザが外部に漏らしている情報を確認する
FacebookなどのSNSを通じて多くの情報が漏れる可能性があることはよく知られていますが、実はブラウザ自体もさまざまな情報を漏らしているのをご存じでしょうか?任意のWebサイトから自分のパソコンについて何が見えているのかを知りたい場合は、AuditMyPCが提供する「Digital Footprint」テストのようなブラウザ情報テストを実行してみましょう。
筆者がテストを実行したところ、次のような結果が返ってきました。
確かにAppleのWebKit系ブラウザ(Safari)を使用してはいますが、筆者はフィンランドには住んでいません。また、表示されているIPアドレスは外部アドレスであり、内部アドレスではないため、そちらは保護されています。数時間後に再テストしたところ、今度はカリフォルニア州サンタクララと表示されましたが、ここにも住んでいません。つまり、ブラウザが漏らしているデータ量についてはそれほど心配する必要はないようです。
筆者は位置情報を隠すためにVPNに接続していないので、ISP(インターネットプロバイダ)がこの場所経由で接続をルーティングしている可能性が高いです。このようなテストを実行して、自分のパソコンに関する正確な情報が多く表示された場合は、ブラウザのセキュリティ設定を変更するか、VPNの使用を検討するとよいでしょう。
もう一つ試せるブラウザテストとして、Electronic Frontier Foundation(EFF)の「Panopticlick」というブラウザフィンガープリント(指紋)テストがあります。ページを読み込んでTest Meボタンを押せば結果が表示されます。
ご覧のとおり、筆者のブラウザは自分を追跡するのに使われうる固有の識別情報を共有してしまっています。残念ながら、ブラウザフィンガープリントへの対処は容易ではありません。EFFは、Privacy Badger、Disconnect、NoScriptといったセキュリティ重視の拡張機能の使用、Torブラウザの使用、JavaScriptの無効化、ChromeやFirefoxなど一般的なブラウザの使用を推奨しています。
ウイルス対策ソフトの動作を確認する
仮想マシンを使わずにウイルス対策ソフトをテストするのは難しいものですが、欧州ITセキュリティ専門家グループ(EICAR)が開発した複数のテストファイルなら、リスクなくダウンロードできます。すべてのウイルス対策ソフトはこれらのファイルを検出できるように設計されており、万が一見逃されても、実際のマルウェアではないためパソコンに害を及ぼすことはありません。
EICARのテストファイルページ【現在利用不可】にアクセスして、各テストファイルの詳細を確認し、ダウンロードしてウイルス対策アプリが検出するかどうか試してみましょう。検出されれば、次のような通知が表示されます。
実際のマルウェアを使ってウイルス対策ソフトをテストしたい場合は、仮想マシンを起動して、そうしたファイルを配布しているサイトから本物の悪意あるファイルをダウンロードする必要があります。ただし、このテスト方法は危険を伴う可能性があるため、自分が何をしているのかを十分理解してから実行してください。
ほとんどの人には、よりシンプルで危険のない方法、つまり独立系のウイルス対策テストのスコアを確認する方法をおすすめします。ウイルス対策製品をテストして結果を公開しているサイトはいくつかあり、中でも規模が大きいのはAV-Test.orgとAV-Comparatives.orgの2つで、どちらも定期的に最新のテスト結果を公開しています。
こうした結果をときどきチェックして、使用中のウイルス対策ソフトが依然として良好な成績を収めているかどうか確認するとよいでしょう。
あなたのパソコンのセキュリティは大丈夫?
ハッカーに対する脆弱性はさまざまな要因によって決まりますが、ファイアウォールの有効性、ブラウザ経由で漏れているデータの量、そしてウイルス対策ソフトの動作状況を確認すれば、第三者があなたのパソコンにアクセスするのがどれほど簡単かをより正確に把握できるようになります。ぜひ上記のテストを実行して、結果をコメント欄でお聞かせください。脆弱性テストにおすすめの方法が他にあれば、ぜひコメント欄で共有してください。
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