Facebookがあなたのプライバシーを侵害する5つの方法と、その具体的な対策
Facebook創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグは、かつて「プライバシーはもはや社会的規範ではない」と発言して物議を醸しました。その言葉通り、Facebookは友人や家族とつながる便利なプラットフォームである一方、ユーザーのプライバシーに関して多くの懸念を抱えています。
頻繁に変更されるプライバシー設定から、サードパーティアプリ経由での個人情報収集まで、Facebookは常に背景でユーザーの情報を収集し続けています。しかし、日常的にどのような形でプライバシーが侵害されているのか、気づいている人は実は少ないのです。
本記事では、Facebookが私たちのプライバシーを侵害している主な5つの事例を挙げ、さらに重要なポイントとして、それらを防ぐための具体的な設定方法を解説します。
※本記事の手順は執筆当時のインターフェースに基づいています。Facebookは仕様変更が多いため、現在はメニュー名や配置が異なる場合があります。
1. Facebookは顔認識技術を使用している
顔認識とは、写真や動画に写った顔の特徴から個人を特定する技術です。Facebookはこの技術を活用し、「あなたがタグ付けされるべき写真や動画」を見つけると通知する機能を提供しています。
筆者がこの設定に初めて気づいたのは、結婚式の写真にタグ付けをしていたときでした。ウェディングアルバムの最初の1枚にタグ付けをしたところ、Facebookが自動的にタグ付け候補を提案し始めたのです。しかも全員分の候補を提示しただけでなく、誰が誰なのかまで正確に識別していました。
こうした仕組みに不安を感じる方も安心してください。この機能はオフにすることができます。
Facebookの顔認識機能をオフにする方法
顔認識の設定を変更する手順は以下の通りです。
- ニュースフィード画面の右上にある小さな三角形アイコンをクリックします。
- [設定とプライバシー] → [設定]を選択します。
- サイドバーの[顔認識]をクリックします。
ここで、Facebookが写真の中のあなたを認識できるようにするかどうかを選択できます。
設定を変更できるとはいえ、自分の顔がSNSアプリによって電子的に識別されていることを、多くのユーザーが知らないままという点はやはり不気味です。
つまり私たちは、望むと望まざるとにかかわらず、すでにFacebookによって顔をスキャンされ、識別されている可能性があるのです。
2. 知らないうちにフォローされている可能性がある
Facebookには「友達リスト」以外にも人とつながる仕組みがあります。プロフィールが公開設定になっている場合、あなたを「フォロー」している人のリストが存在している可能性が高いでしょう。
その中には知り合いもいれば、まったくの見知らぬ人も含まれているかもしれません。相手は友達申請を送る必要すらなく、フォローするだけであなたが公開している投稿をすべて閲覧できます。
これは非常に不安な仕様です。多くのユーザーはプライバシー設定を十分に固めていないため、タイムラインへの投稿を、名前も知らないフォロワーに見られている恐れがあるからです。
自分をフォローしている人を確認する方法
タイムラインにフォロワーがいるかどうかを確認する手順:
- 自分のFacebookプロフィールを開きます。
- [友達]を選択し、[フォロワー]をクリックします。ここにフォロワーの一覧が表示されます。
プライバシー設定を変更すれば、フォロワーを削除することも可能です。友達だけが投稿を閲覧できるよう制限しておきましょう。
友達のみにフォローを許可する設定手順:
- ニュースフィード画面の右上にある小さな三角形アイコンをクリックします。
- [設定とプライバシー] → [設定]を選択します。
- サイドバーの[公開投稿]タブをクリックします。
- [フォローを許可する相手]で[友達]を選択します。
Facebookのフォロー・フォロー解除の仕組みについて詳しく知りたい方は、専用ガイド記事もあわせて参考にしてください。
3. 承認待ちの友達申請でも投稿が見られてしまう
Facebookで友達申請を受け取ったものの、承認するかどうか迷ったことはありませんか?
その場合は早めに判断しましょう。友達申請が「承認待ち」の状態でも、申請を送ってきた相手はあなたのプロフィール投稿を見ることができます。
友達申請が溜まっているなら、プライバシーを守るためにも、必ず承認または削除して処理しておきましょう。
友達申請を承認または拒否する方法
友達申請を確認する手順:
- ニュースフィード上部の友達アイコンを選択します。
- 各申請に対して[承認]または[削除]を選び、順番に処理します。
4. サードパーティアプリが個人情報を収集している
Facebookのアプリやゲームは、思っているほど無害ではありません。Facebookはサードパーティアプリに対し、インターネットの利用状況や個人情報の収集を許可しています。
これらのアプリは通常、データをFacebookとは別のサーバーに保存するため、万が一情報漏洩が発生しても検知が難しいのが実情です。
さらに、Facebook自身もサードパーティアプリや企業・団体から、あなたに関する追加データを取得しています。そして、Facebook外での活動情報をもとに、関連性の高い広告を表示しているのです。
Facebook外アクティビティの共有設定を変更する方法
どのサードパーティアプリがFacebookに情報を共有しているかを確認する手順:
- ニュースフィード画面の右上にある小さな三角形アイコンをクリックします。
- [設定とプライバシー] → [設定]を選択します。
- サイドバーの[Facebookの情報]をクリックします。
- [Facebook外のアクティビティ]へ移動します。
ここで、どのアプリやサービスがあなたの活動情報をFacebookと共有しているかを一覧で確認できます。
各アプリのアイコンをクリックすれば、アプリごとに設定を個別に編集することも可能です。
Facebookアカウントを使ってアプリにログインするときは、どんなアクセス権限を相手に与えているのかを意識することが大切です。
プロフィールデータをより厳格に管理したい方は、サードパーティアプリによるソーシャルメディアデータへのアクセスを防ぐ方法についても学んでおきましょう。
5. 死後もFacebookがアカウントを管理し続ける
もし自分が亡くなったら、Facebookアカウントはどうなるのか――考えたことはありますか? アカウントの管理を任せる人を選ばずに亡くなると、あなたの情報はFacebookの手元に残ったままになります。
だからこそ、万が一の際にアカウントを管理してくれる「レガシーコンタクト(遺影連絡先)」を指定しておくことが重要です。指定された人は、あなたのプロフィールを追悼ページに変換することもでき、大切な人たちがメッセージを残したり、故人を偲んだりできるようになります。
レガシーコンタクトを指定する方法
レガシーコンタクトを指定する手順:
- ニュースフィード画面の右上にある小さな三角形アイコンをクリックします。
- [設定とプライバシー] → [設定]を選択します。
- [一般]タブを選択します。
- [アカウントの記念化設定]で、信頼できる人の名前を入力してレガシーコンタクトに指定します。
レガシーコンタクトには、パートナーや兄弟姉妹など、最も信頼できる親しい人を選ぶのがよいでしょう。
Facebookのプライバシー侵害から自分を守ろう
Facebookはプラットフォームに潜むプライバシー侵害のリスクについて積極的に告知しているわけではありませんが、自己防衛のための設定自体は用意されています。
Facebookがプラットフォームを更新するたびに、プライバシー設定をチェックし、新しいオプションが追加されていないか、以前選択した設定が維持されているかを確認しましょう。
結局のところ、個人情報を守れるのは自分自身だけです。Facebookがプライバシーポリシーを変更・更新した際には、それが自分のデータにどのような影響を与えるのか、常に最新情報を把握しておくことが大切です。
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