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ChromeとFirefoxで動画の自動再生を無効にする方法【設定手順を解説】

ChromeとFirefoxで動画の自動再生を無効にする方法【設定手順を解説】

インターネット回線が高速化するにつれ増えてきたのが、ホームページにアクセスした瞬間に動画(しかも音声付き!)を勝手に再生してくるウェブサイトです。画面の隅で静かに流れている場合もあれば、画面いっぱいに押し出されてくる場合もあります。重要なのは、「見るかどうかは自分で決められるべき」という点です。しかし残念ながら、ChromeとFirefoxは初期状態では自動再生に対してかなり寛容な設定になっており、少し手を加えないとブロックできません。

この記事では、両ブラウザで動画の自動再生を無効化する具体的な手順を解説します。

Chromeで動画の自動再生を無効にする

Chromeの自動再生ポリシーは近年何度も変更されており、現状が分かりにくくなっています。当初はより厳格なポリシーの導入が検討されましたが、HTML5のインディーゲーム開発者たちから「収益に深刻な影響が出る」という抗議を受け、方針が撤回された経緯があります。

そのため現在のChromeは自動再生に関しては比較的緩い設定です。音声がミュートされている動画や、ページ内をクリックしたことがあるサイト、あるいは過去にそのサイトでメディアを再生した経験がある場合は、自動的に再生が始まります。これらの条件を満たしていても自動再生をブロックしたい場合は、以下の手順を実行してください。

  1. Chromeのアドレスバーに chrome://flags/#autoplay-policy と入力します。
  2. 「Autoplay policy」の横にあるプルダウンをクリックすると、4つの選択肢が表示されます。
  • Default – 自動再生が有効
  • No user gesture is required – 自動再生が有効
  • User gesture is required for cross-origin iframes – 他サイトでホストされていない動画のみ自動再生が有効(YouTubeへのリンクなど)
  • Document user activation is required – ページをクリックまたは操作するまで動画は再生されない

ChromeとFirefoxで動画の自動再生を無効にする方法【設定手順を解説】

最後の「Document user activation is required」を選択すれば、ページを操作しない限り動画が勝手に再生されることはなくなります。

ChromeでFlash動画の再生を制御する

なお、Flashは2020年12月末にサポートが終了しているため、現在のChromeでFlash動画が再生されることは基本的にありません。ただし、参考として当時の制御方法をご紹介します。Flash動画が含まれるサイトでは、アドレスバー左側の鍵アイコンをクリックし、「サイトの設定」を選択。次に「Flash」のプルダウンから「確認する」「許可」「ブロック」のいずれかを選べば、サイトごとに細かくルールを設定できました。

この仕組みはFlash以外にも応用でき、同じ「サイトの設定」画面から、音声など他の要素についてもサイト単位で許可・ブロックを切り替えることが可能です。

ChromeとFirefoxで動画の自動再生を無効にする方法【設定手順を解説】

Data Saver拡張機能を使う

Google Chromeの公式拡張機能「Data Saver」は、長らく自動再生動画を一括ブロックできる便利な手段として知られていました。インストールして有効化するだけで動作する手軽さが魅力でしたが、こちらもすでに提供が終了しています。代わりの手段としては、前述のフラグ設定や、後述するFirefoxの設定変更、あるいは信頼できるサードパーティ製のブロッカー拡張機能を利用するのがおすすめです。

ChromeとFirefoxで動画の自動再生を無効にする方法【設定手順を解説】

Firefoxで動画の自動再生を無効にする

Firefox Quantumの登場以降、Firefoxでも動画の自動再生を防ぐ方法が少し変わりました。最も確実なのは、アドレスバーに about:config と入力して詳細設定画面を開き、検索ボックスに media.autoplay と入力する方法です。

ChromeとFirefoxで動画の自動再生を無効にする方法【設定手順を解説】

すると media.autoplay.default という設定項目が表示されます。初期値は「0」で、この状態では動画の自動再生が許可されています。値をダブルクリックして、以下のいずれかに変更しましょう。

  • 1: すべての自動再生動画をブロックする
  • 2: ドメインごとに自動再生するかどうかを確認する

すべてブロックしたいなら「1」、サイトごとに判断したいなら「2」を選ぶのがおすすめです。

まとめ

オンライン動画の自動再生をめぐる状況は今まさに過渡期にあり、ChromeとFirefoxはどちらも、ユーザーの閲覧体験を妨げない最適な方法を模索しています。現時点ではまだバランスが完璧とは言えず、煩わしい動画コンテンツをブロックするには設定の奥深くを掘り下げる必要があります。それでも選択肢が用意されているのは朗報であり、長期的には両ブラウザともこの問題の改善に取り組んでいくはずです。

  1. Windows 10 / Windows 11 で自動再生(AutoPlay)を無効にする方法

    WindowsパソコンにUSBメモリーや外付けHDDなどのリムーバブルディスクを挿入すると、ドライブ内のファイルに対して何らかの操作を促すポップアップが突然表示されることがあります。 この動作の原因となっているのが「自動再生(AutoPlay)」と呼ばれる機能です。Windows 98の時代から搭載されているこの機能は、新しく接続されたリムーバブルドライブ内のデータをスキャンし、ファイルの内容に応じて「動画を再生」「音楽を聴く」「フォルダーを開く」といった選択肢を自動的に提示します。 確かに便利な機能ですが、セキュリティへの懸念や操作性の好みなど、さまざまな理由から無効にしておきたいユーザーも

  2. ChromeとFirefoxでWebRTCを無効化する方法【IP漏洩対策】

    WebRTC(Web Real-Time Communication)は、API(Application Programming Interface)を通じてブラウザ間のリアルタイム通信を実現する技術です。ピアツーピア(P2P)通信により、Webページ上で音声や動画のやり取りが可能になり、追加のプラグインが不要になります。オープンソースで無料のプロジェクトであることから、Google DuoのようなVoIPアプリケーションの基盤としても採用されています。本記事では、インターネット利用時に発生する「WebRTCリーク」を防ぐ方法を解説します。Firefoxでは設定メニューから手動でWebRTCを