ブラウザのキャッシュサイズを増やしてパフォーマンスを向上させる方法

ブラウザキャッシュとは、Webページの読み込みを高速化するためにコンピュータが利用するデータ保存領域のことです。画像、動画、CSS、JavaScriptなど、ダウンロード済みのページリソースがここに保存されます。同じページに再度アクセスした際、リソースがすでにローカルにあるため、ブラウザはページを格段に速く表示できるのです。
しかし、キャッシュが容量いっぱいになると、ブラウザの動作が重くなり、ページの読み込みが遅くなったり、表示が不完全になったりといった問題が発生することがあります。この問題への対処法の一つは、キャッシュ内のデータをすべて削除することです。削除すればパソコン自体の動作は軽くなりますが、今度は毎回リソースを再ダウンロードするため、読み込み速度が低下してしまいます。そこでもう一つの有効な解決策となるのが、ブラウザのキャッシュサイズを増やすことです。

ブラウザのキャッシュサイズを増やす方法
ここでは、代表的なブラウザそれぞれについて、キャッシュサイズを変更する手順を詳しく解説します。
Google Chromeの場合
残念ながら、Google Chromeにはキャッシュサイズを簡単に変更できる設定画面が用意されていません。Windows環境では、ショートカットに起動オプションを追加するという回避策を使用します。
1. デスクトップ上のGoogle Chromeのショートカットを右クリックし、「プロパティ」を選択します。

2. 「ショートカット」タブをクリックします。
3. 「リンク先」フィールドの末尾に --disk-cache-size=1073741824 を追記します。数値はキャッシュサイズをバイト単位で指定したものです(1KB = 1024バイト)。既存のパスの引用符の後に半角スペースを1つ空けてから追加してください。

4. 「OK」をクリックして完了です。
この方法は、Chromiumベースのほとんどのブラウザ(Microsoft Edge、Braveなど)でも同様に有効です。
Mozilla Firefoxの場合
Mozilla Firefoxには、キャッシュサイズを確認・変更できるインターフェースが標準で備わっています。手順は以下のとおりです。
1. Firefoxを起動します。
2. アドレスバーに「about:config」と入力します。
3. Enterキーを押します。
4. 警告画面が表示されたら、内容を確認して受け入れます。

5. アルファベット順のリストをスクロールするか、検索ボックスを使って browser.cache.disk.smart_size.enabled を探します。

6. トグルスイッチをクリックして、値を「true」から「false」に変更します。これにより、Firefoxによるキャッシュサイズの自動管理が無効になります。
7. Firefoxを再起動します。
8. 次に browser.cache.disk.capacity を探します。

9. 行末の鉛筆アイコンをクリックし、希望する最大サイズ(バイト単位)を入力して、再度Firefoxを再起動します。
以上で完了です。このように、ブラウザのキャッシュサイズを増やすのは思ったより簡単です。より安全なブラウジングを実現したい方は、用途別に複数のブラウザプロファイルを作成しておくのもおすすめです。さらにパフォーマンスを追求したい場合は、Windows 10でブラウザを高速化するための各種チューニングもあわせて試してみてください。
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