Gmailアカウントを完全に削除する方法と、削除後の復元手順まで徹底解説

長年使い続けてきたGmailアカウントには、思い入れが強くなっているものです。そのため、アカウントの削除は大きな決断になるかもしれません。しかし、時には新たな一歩を踏み出す必要もあります。例えば、Googleのプライバシーポリシーに不満がある、あるいは12歳の頃に作った恥ずかしいメールアドレスを使い続けるのに限界を感じた、といったケースもあるでしょう。この記事では、Gmailアカウントを完全に削除する方法と、削除後にアカウントを復元する方法について詳しく解説します。
GmailアカウントとGoogleアカウントの違い
削除の手順に入る前に、まず「Gmailアカウント」と「Googleアカウント」の違いを理解しておきましょう。何を削除することになるのかを正しく把握することが重要です。
Googleアカウントとは、GmailをはじめとするGoogleのすべての製品やサービスへのアクセスを可能にする、ユーザー名とパスワードの組み合わせのことです。Googleアカウントには「個人用」「Workspace(旧G Suite)」「Cloud Identity」「管理対象Google Playアカウント」など、いくつかの種類があります。また、個人用のGoogleアカウントを作成する際、Gmailアドレスは必須ではなく、サードパーティ製のメールアドレスでも登録できます。
もしGoogleアカウント自体を削除すると、Gmailを含むすべてのGoogleサービスへアクセスできなくなります。一方、Gmailアカウントだけを削除した場合は、アカウントに紐付けられた別のメールアドレスを使って、他のGoogleサービスを引き続き利用できます。
Gmailアカウントを削除する前にやっておくべきこと
Gmailアカウントを削除する前に、必ず行っておきたい準備が2つあります。
1. Gmailアドレスを別のメールアドレスに変更する
ネットバンキング、オンラインショッピング、その他のWebサービスなどでGmailアドレスを使用している場合は、削除前に新しい連絡先メールアドレスへ変更しておきましょう。
こうすることで、重要なメールや更新情報を見逃すことがなくなります。さらに、一部のオンラインアカウントで有効化している場合、メールで届く二段階認証コードを受け取れなくなるトラブルも防げます。
2. Gmailのデータをダウンロードする
削除前にGmailのデータをダウンロードしておくことも必須です。これを怠ると、アカウント削除後はすべてのGmailデータにアクセスできなくなります。データのダウンロードは以下の手順で行います。
1. 「Gmail → Googleアカウントを管理 → データとプライバシー → データをダウンロード」を開くか、「データをダウンロード」ページに直接アクセスします。
2. 「すべて選択解除」をクリックし、下にスクロールして「Mail」のチェックボックスにチェックを入れます。

3. 「複数の形式」と「すべてのメールデータを含む」のどちらかを選択します。本チュートリアルでは後者を選択しています。こちらを選ぶとMail内の全メッセージが含まれるため、個別にメールを選ぶ必要がありません。
特定のラベルやフォルダだけをエクスポートしたい場合は、「Mail内のすべてのメッセージを含む」のチェックを外し、必要な項目にチェックを入れてください。完了したら「OK」をクリックします。

4. ダイアログの一番下までスクロールし、「次のステップ」をクリックします。

5. 配信方法、頻度、ファイル形式とサイズを選択し、「エクスポートを作成」をクリックします。

これでエクスポートが開始されます。データ量によっては数時間から数日かかる場合があります。同じ手順はスマートフォンからも実行可能です。完了すると通知メールが届きます。
PCでGmailアカウントを削除する方法
1. Gmailにサインインし、右上のプロフィールアイコンをクリックして「Googleアカウントを管理」を選択します。
2. 左側のサイドパネルから「データとプライバシー」をクリックします。

3. 一番下までスクロールして「データのダウンロードまたは削除」の欄にある「Googleサービスを削除」をクリックします。本人確認のため、アカウントへのサインインを求められます。

4. サインインすると、削除可能なGoogleサービスの一覧が表示されます。「Gmail」の横にあるゴミ箱アイコンをクリックしてください。
5. 別のメールアドレスの入力を求められるので入力します。これは、DriveやDocsなど他のGoogleサービスをアクティブな状態で維持するためです。なお、代替メールアドレスとして別のGmailアドレスを指定することはできません。

6. 入力した代替アドレス宛てに確認メールが届きます。メール内のリンクをクリックして、Gmailアカウントを本当に永久に削除してよいか確認しましょう。

7. リンクをクリックすると警告メッセージが表示されます。そこには「いつもの形式的な注意書きではない」と書かれており、その内容は真剣に読む価値があります。

8. それでも削除を進めたい場合は、ダイアログ下部のチェックボックスにチェックを入れ、「GMAILを削除」をクリックします。
Android/iOSでGmailアカウントを削除する方法
AndroidやiOSデバイスからも、基本的に同じ流れでGmailアカウントを削除できます。
1. Gmailアプリを開き、プロフィール画像をタップして「Googleアカウントを管理」をタップします。
2. 次の画面で「データとプライバシー」をタップします。

3. 下にスクロールして「Googleサービスを削除」をタップします。iOSの場合は、myaccount.google.comにアクセスしても操作できます。

4. アカウントにサインインし、Gmailの横にあるゴミ箱アイコンをタップします。

5. 「選択してください」のドロップダウンをタップし、Gmail削除後のGoogleへのサインイン方法を選択して「次へ」をタップします。

6. 代替メールアドレスを入力して「確認メールを送信」をタップします。ダイアログ内の情報を確認し、「了解しました」をタップします。

7. 代替メールアドレス宛てに届いた「Gmail削除の確認」メールを開き、リンクをタップします。
8. 警告メッセージを確認し、最後にある確認用チェックボックスにチェックを入れて「GMAILを削除」をタップします。

以上で完了です。これ以降、Gmailの受信トレイにはアクセスできなくなります。
Gmailアカウントを削除するとどうなる?
メールアカウントを削除すると、メールとメール設定が削除され、削除されたGmailアカウントにはアクセスできなくなります。ただし、Googleアカウント自体はそのまま残り、アカウントの利用履歴やGoogle Playでの購入履歴も保持されます。
最も重要なのは、削除したGmailアカウントを後から復元できる可能性があるという点です。
削除したGmailアカウントを復元する方法
削除後2〜3週間の期間限定で、GoogleはGmailアカウント全体の復元を許可しています。それ以降は、以前のユーザー名でGmailアドレスを再取得できるものの、過去のメールはすべて失われます。
1. 削除したGmailアカウントを復元するには、mail.google.comにアクセスし、ユーザー名として代替メールアドレスを、パスワードとしては削除済みGmailアカウントのパスワードを入力してサインインします。
2. 削除されたGmailアカウントをGoogleアカウントに再度追加するよう促されます。
3. 内容を確認して「送信」をクリックします。

4. アカウント確認のため電話番号の入力を求められます。番号を入力し、認証コードの受信方法を選択して「続行」をクリックします。

5. 受信した6桁の認証コードを入力して「続行」をクリックすれば、Gmailアカウントが復元されます。
よくある質問
1. 以前使っていたユーザー名で新しいGmailアカウントを作成できますか?
前述のとおり、猶予期間内であれば、Gmailアカウントを削除しても以前のユーザー名を復元して再利用できます。猶予期間を過ぎるとメールは復元できないため、実質的には新しいGmailアカウントとして扱われることになります。
2. 削除済みのGmailアドレスにメールが送信されるとどうなりますか?
削除されたGmailアドレスにメールが送信されても、そのアドレスは既に存在しないためメッセージは配信されません。送信者には配信失敗の通知が届きます。
3. 他の人が私の古いGmailアドレスを再利用できますか?
いいえ。元の所有者が戻ってきてアカウントを復元する可能性があるため、Googleは削除済みアカウントのユーザー名の再利用を許可していません。代わりに、類似した別のユーザー名が提案されます。
まとめ
その影響の大きさを考えると、Gmailアカウントの削除が驚くほど簡単にできるのは不思議な感じさえします。幸い、素早く行動すれば削除済みのGmailアカウントを復元することも可能です。削除前には、Gmailから重要なデータをすべてバックアップし、他のGoogleアカウント用に代替メールアドレスを設定しておきましょう。Gmailアドレスを残すことに決めた場合は、Gmailアカウントのセキュリティを守るベストな対策や、複数のメールアカウントを一括管理する方法についても学んでおくことをおすすめします。
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