Katalon Recorder徹底レビュー:強力かつ簡単なブラウザ自動化ツール
Selenium IDEに頼っていたユーザーにとって、Katalon Recorder(Selenium IDE互換の代替ツール)はまさに新鮮な風のような存在です。専任の開発チームによる手厚いサポート、ChromeやFirefoxの新バージョンリリースごとの迅速なアップデート、そしてさらに強力な機能を備え、今やブラウザ自動化ツールの定番となっています。本記事では、この拡張機能が実際どれほど優れたパフォーマンスを発揮するのか、ハンズオン形式で詳しくレビューします。
※本記事はスポンサード記事であり、Katalonの提供でお届けしています。ただし、記事の内容および意見はすべて筆者自身のものであり、スポンサードの場合でも編集の独立性は保たれています。
主な機能の概要
Katalon RecorderをSelenium IDEと一線を画す存在にしているのが、Chrome・Firefox・Edgeの3つのブラウザに対応している点です。今回のレビューでは、ChromiumベースのBraveブラウザにインストールしましたが、問題なく完璧に動作しました。
拡張機能全体が、テスターにとって最大限の利便性を提供できるよう設計されています。オープンソースで高速なレコーダーにより、Seleniumスクリプトの記録とエクスポートを簡単に行えます。シンプルで直感的なUIのおかげで、ブラウザ自動化やテストが初めての方でも、すぐに迷わず使い始められるでしょう。
Selenium Core 3エンジンによるテスト実行と自動化は驚くほど高速です。ゲーム内の日課、レポート作成、フォーム入力など、ブラウザ上の退屈な反復タスクの自動化を想定して作られていますが、それだけにとどまりません。
CSVファイルやJSONファイルをインポートすることで、データ駆動テストも実施できます。さらに、Katalon TestOpsと統合すれば、スクリーンショット、ログ、アナリティクスなどのデータを集約したダッシュボードから、共有可能なレポートを作成することも可能です。
テストのエクスポート先として対応しているフレームワークや言語も豊富です。Python AppDynamics、Node New Relic Synthetics、Java JUnit、Java TestNG、Java WebDriver RC + JUnit、TypeScript Protractor、Python unittest、C# MSTest、C# NUnit、Robot Framework、Ruby RSpec、JavaScript WebDriver.io、XML、JavaScript Puppeteer、JSON Puppeteer、JSON Dynatrace Syntheticsなど、主要なものはほぼ網羅されています。
もうひとつ嬉しい機能がダークモードです。OS側でダークモードを有効にしていれば、Katalon Recorderも自動的に切り替わります。目への負担が大幅に軽減されるのは見過ごせないポイントです。
導入方法
必要な作業は、Chrome・Firefox・EdgeのいずれかにKatalon Recorderをインストールするだけです。個人的にはEdgeに対応している点が印象的でした。多くの拡張機能はFirefoxとChromeに限定されていることが多いからです。インストール後はUIを開けば、すぐに作業を開始できます。
正直、もっと複雑な作りを想像していました。しかし、強力な拡張機能でありながらインターフェース自体は非常に親しみやすく、扱いやすさは抜群です。そもそも、あまりに複雑だと「自分で反復作業をやったほうが早い」と感じてしまいますからね。
反復的なブラウザタスクの自動化
ブラウザタスクの自動化は、Katalon Recorderの3大機能のひとつです。一般ユーザーにとっては、おそらく最も使用頻度が高い機能でしょう。
簡単なテストとして、複数のSNSへのログイン処理を記録してみました。調査やマーケティング用途のため、複数のページを開き、各ネットワークに個別にログインし、必要なページを読み込む必要があります。毎日の日課なので、自動化できれば理想的なタスクです。
手順はシンプルです。まずブラウザのアイコンからKatalon Recorderを開きます。アイコンが表示されていない場合は、パズル型のアイコンをクリックし、レコーダーのアイコンをピン留めしておくとアクセスしやすくなります。
「Record」ボタンを押して一連の操作を実行します。記録は遅延なくスムーズに行われます。完了したら、再度UIを開いて「Stop」をクリック。これでテストケースが作成され、以降はいつでもワンタッチでタスクを自動実行できるようになります。率直に言って、Katalon Recorderの方が自分で操作するよりはるかに速く処理を完了させました。しかも、ホーム画面から仕事に必要なページへ移動する途中で、最新の投稿につられて脱線することもありません。
特に気に入っているのは、すべてのステップが明確に一覧表示される点です。さらに、各ステップは必要に応じて簡単に編集できます。例えばパスワードが変更されたり、フォーム内の住所が変わったりしても、そのステップだけを修正すればよく、すべてを再録画する必要はありません。コマンドを右クリックすれば、削除、新しいコマンドの追加、その時点からのテスト実行も可能です。
コマンドの編集や追加の際には、ドロップダウンボックスが適切なコマンド選択を支援してくれるため、すべてのコマンドを暗記している必要はありません。これは、実際に操作を記録せずにテストケースをゼロから作成する場合にも役立ちます。
実行オプションも柔軟です。単一のテスト、テストスイート全体(類似タスクをグループ化するのに便利)、あるいはすべてのスイートをまとめて実行することができます。
どこから始めればよいか分からない場合は、テンプレートを活用してみましょう。自由に編集して使えます。個人的には、条件分岐とループのテンプレート、そしてスクリーンショット撮影のテンプレートが特に有用だと感じました。
データ駆動テストの実力
自動化機能だけでも十分に感銘を受けるレベルです。ゲーム、フォーム入力、サイトへのログイン、さらにはレストランやホテルの検索など、あらゆる場面で活躍します。しかし、Katalon Recorderはさらに一歩進んで、データ駆動テストにも対応しています。
単一のテストでも問題ありませんが、似たような項目ごとに新しいテストを作成する必要はありません。例えば、以前私はAmazonの検索結果に新しい著者が表示されているかどうかを確認する作業がありましたが、これは非常に面倒なプロセスでした。
この便利なツールを使えば、短時間のセットアップだけでデータ駆動テストを実行できます。今回はテストの一例として、人気作家のリストを簡単に作成してみました。
まず、1つのデータポイントに対するプロセスを記録します。私の場合、AmazonでStephen Kingを検索し、名前が表示されるかどうかを確認しました。もちろん、結果には表示されました。
次に、複数の著者名を含むJSONファイルを作成し、自動化に組み込みます。テスト対象が大量にある場合は、CSVファイルをアップロードすることも可能です。
あとは、JSONファイルをTest Dataにアップロードし、テストの冒頭に新しいコマンド(loadVars)を追加してJSONファイルを実行、検索語の「Stephen King」を変数「author」に置き換えるだけです。最後にendLoadVarsコマンドを末尾に追加しました。
こうすることで、1人の著者だけでなく、リスト上の他の著者についても検索が自動的に繰り返されます。手作業で行うよりはるかにシンプルなプロセスでしたし、名前の入力ミスを心配する必要もなくなりました。
結果の可視化
テスト結果を可視化するには、別のKatalon製品であるKatalon TestOpsとの統合が必要です。有料版もありますが、今回のレビューでは無料版のみを使用しました。Katalon Recorderで作成したアカウントをそのままTestOpsへのサインインに使えます。
TestOpsのセットアップは、基本的にプロジェクト名とチーム名を作成する程度です。セットアップ後、「Upload Report」機能を使ってレポートをアップロードし、セットアップ時に作成したプロジェクトを選択します。
Katalon TestOpsにレポートが読み込まれると、実行したテストの種類、所要時間、合格/不合格の判定などを一目で確認できます。素早く状況を把握できるよう、さまざまな種類のチャートも用意されています。
これはデータテストを行う企業にとって理想的な仕組みです。テストの所要時間が長くなったり失敗したりする場合は、何らかの問題が発生している明確なサインとなります。データが正しく取得できているか、フォームが正常に動作しているかなどを確認するのに最適な方法です。誰かが手作業でデータを確認する代わりに、Katalon Recorderがわずかな時間で処理してくれます。
総評
Katalon Recorderのユーザーが50万人を超えている理由は、使ってみれば一目瞭然です。筆者がこれまで使った中で最も簡単に扱えるブラウザ自動化ツールのひとつと言えるでしょう。さらに、CSVファイルとJSONファイルに対応しているため、個別のテストを大量に作成することなく、一度に大量のデータをテストできます。
TestOpsとの統合によるテスト実行結果の可視化は、大きなプラス要素です。全体として、反復タスクの自動化を望みながらも、使いやすいインターフェースを求めるすべての人にとって、強力かつ効率的で実用的な拡張機能だと言えます。ぜひ一度試して、Katalon Recorderがあなたの日常をどれほど楽にしてくれるか体感してみてください。
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