2022年版|失敗しないマザーボードの選び方――押さえておきたい6つの重要ポイント

マザーボードはコンピュータの土台となる、最も重要なパーツです。しかし実際には、その重要性を十分に理解しないままPCを購入してしまうユーザーは少なくありません。
パソコンの買い替えや自作を検討しているなら、マザーボードの役割と選び方を知っておくことで、長く使える堅牢なマシンを手に入れられます。本記事では、購入前に必ず確認したい6つのポイントを詳しく解説します。
マザーボード購入前にチェックすべき6つの項目
1. プラットフォーム(IntelかAMDか)
最初に決めるべきは、コンピュータの頭脳となるCPUのプラットフォームです。Intel製にするか、AMD製にするかを選びましょう。

出典:Amazon.com
どちらを選んでも、Webブラウジングといった日常的な用途から、負荷の高いゲームまで幅広く対応できます。両社とも製品を継続的にアップデートしているため、どちらが最適かは自身のニーズ次第です。
2. フォームファクタ(サイズ)
マザーボードにはさまざまなサイズがあり、設置環境に合わせて柔軟にカスタマイズできます。より多くのパーツを搭載したいなら、大きめのサイズを選ぶのがおすすめです。
代表的な規格として知られているのがATXで、microATXとATXの2種類から選択できます。
microATXは9.6×9.6インチで拡張スロットを4基搭載し、ATXは12×9.6インチで7基の拡張スロットを備えます。多様なニーズに応えられるという点で、ATXが最も推奨される選択肢です。
3. CPUソケット
フォームファクタを決めたら、次はCPUソケットを選びます。かつて多数存在したソケット規格のうち、現在のプロセッサで採用されているのはわずか3種類です。
選択肢はLGA、BGA、PGAの3つ。Intelを選べばLGA、AMDならPGAが採用されています。一方、BGAはマザーボードに直接実装されておりアップグレードできないため、あまり普及していません。
ソケットの選択はプロセッサの選択を左右し、その逆もまた然りです。マザーボードを確定する前に、まず搭載したいCPUを決めておきましょう。
4. メモリ(RAM)
次に重要なのがRAMです。マザーボードが備えるメモリスロットの数と、対応するRAMの種類を必ず確認してください。

MacでもWindows PCでも、高速化への要求は年々高まっており、16GB以上のRAMに対応したモデルが強く推奨されます。
現時点でそこまでの容量が必要なくても、後からの増設がぐっと楽になります。複数枚のメモリモジュールを搭載できるよう、スロットは4基以上あるものを選ぶと安心です。
5. PCIスロット
PCI(Peripheral Component Interconnect)は、Wi-Fiアダプターやサウンドカードなどの拡張カードをマザーボードに接続するためのインターフェースです。
現在のマザーボードには、64ビットPCI、32ビットPCI、PCI Expressの3種類のコネクタがあります。それぞれ仕様が異なり、接続できるデバイスも違います。
互換性のないスロットにPCIカードを挿入すると、カードの破損やPC全体の動作不良につながる恐れがあるため、注意が必要です。
6. SATAポート
SATAといえば、PCに搭載するストレージドライブを思い浮かべる人も多いはず。SATAポート1つにつき、ストレージディスクや光学ドライブを1台ずつ接続できます。

出典:pcguide101.com
マザーボードを選ぶ際は、搭載予定のすべてのHDD・SSDを接続できるだけのポート数があるかを確認しましょう。
また、「SATA 6Gbps」規格(SATA 3.0)に対応していることも重要です。加えて、周辺機器向けのUSB 3.0接続に対応しているかどうかも併せてチェックしておきましょう。
ゲーミング用途でのマザーボード選び
ゲーミングPCには、より多くの電力、速度、ストレージ、メモリが必要です。そのため、マザーボードにも豊富なスロットとポートを備えた高性能なものが求められます。これまで挙げた要素をすべて上位グレードで満たすだけでなく、オーバークロックへの対応も考慮しましょう。
熱心なゲーマーであれば、CPUをオーバークロックすることもあるでしょう。オーバークロックはメーカー保証の対象外になる場合がありますが、AMD RyzenやIntel Core i9プロセッサの性能を最大限に引き出すために必要になることもあります。
オーバークロックには標準的なマザーボード以上のスペックが必要です。マザーボードを確定する前に、追加ファンの搭載余地や複数の拡張スロットの有無をしっかり確認してください。
その他に検討したいマザーボードの機能
1. 追加スイッチ(電源・リセットスイッチ)
一部のマザーボードには、各コンポーネントへの給電を個別にオン/オフできるスイッチが搭載されています。

また、リセットスイッチを備え、各コンポーネントを完全に再起動できるモデルもあります。
中級者にとっては必須ではないかもしれませんが、カスタムマザーボードにこれらのスイッチを統合すると、パワーユーザーにとって大きな違いとなります。
2. 温度モニター
負荷の軽い作業しかしないのであれば、過熱の問題に悩まされることはほとんどないでしょう。
しかし、動画レンダリングやゲームなどリソースを大量に消費する作業を長時間続けると、温度が上昇します。その場合は、高出力ファンや空冷クーラーの導入を検討する必要があります。
ハイエンドのマザーボードの多くには温度保護機能が組み込まれており、内部温度を常時監視し、基板の過熱を検知した際に通知してくれるため安心です。
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