システム安定性の鍵を握る!GIGABYTEマザーボードのパワーデザイン徹底解説
最高のゲーミング体験や効率的なコンテンツ制作を実現するために、多くの方はグラフィックボードやCPUのアップグレードを選びます。しかし、長時間のゲームやクリエイティブ作業でも安定して動作するプラットフォームを手に入れたいなら、実はマザーボード、とりわけその中核を担う「パワーデザイン」こそが重要なポイントになります。優れたパワーデザインを採用したマザーボードであれば、ブルースクリーン(BSOD)や突然のシステムクラッシュといったトラブルから解放され、安心してシステムを運用できるのです。
マザーボードの代表的なパワーデザイン3種類
マザーボードに採用されているパワーデザインには、主に「パラレル(並列)」「ダブラー」「ダイレクト」の3つの方式があります。それぞれの特徴を順番に見ていきましょう。
1. パラレル(並列)パワーデザイン
パラレルは、多くのマザーボードで広く採用されている一般的なパワーデザインです。図に示すように、一見すると2相の電源設計に見えますが、実際には両方の回路が単一のPWMコントローラによって制御されているため、実質的には1相の電源として扱われます。

パラレル パワーデザイン
この設計では等価抵抗を下げられるというメリットがある一方で、電流に対する負荷分散が不十分なため発熱しやすいというデメリットがあります。そのため、高性能CPUを搭載しても、CPU本来の性能を十分に引き出せない可能性があります。
2. ダブラー(Doubling)パワーデザイン
ダブラー方式は、PWMとDr.MOSの間に専用の「ダブラーIC」を追加した構成です。これにより1つのPWM信号を分割し、2系統の独立した回路として動作させることができ、ネイティブのマルチ相電源に近い挙動を実現します。

ダブラー パワーデザイン
この方式は温度上昇を抑えつつ、電流への負荷分散にも優れています。ミドル〜ハイエンドクラスのマザーボードに採用されることが多く、高性能CPUとの組み合わせに適しています。
3. ダイレクトパワーデザイン
ダイレクト方式は、PWMコントローラが複数のDr.MOSと直接通信し、独立した複数の回路を同時に駆動できる最上位のパワーデザインです。

ダイレクト パワーデザイン
現在のマザーボードの中で最も低い温度と最も優れた電流供給能力を実現しており、市場のフラッグシップCPUとも完璧にマッチします。オーバークロッキングや長時間の高負荷運用など、より過激な使い方にも対応できるのが大きな強みです。
電源フェーズ数は本当に重要?その仕組みを解説
続いて、「電源フェーズ数」について考えてみましょう。「電源フェーズは多すぎても意味がない」という主張を目にすることがありますが、まずはフェーズの仕組みを正しく理解すれば、その是非が見えてきます。
確かに、電源フェーズが増えても供給できる総電力量が増えるわけではありません。というのも、すべてのフェーズが同時に電力を供給しているのではなく、各フェーズが順番に交代しながらCPUへ電力を届けているからです。
例えば6相のマザーボードでは、ある瞬間に電流を供給しているのは1相だけで、6タイムユニット後に最初のフェーズが再び担当します。16相のマザーボードであれば、各フェーズは16タイムユニット待機してから再度電力を供給することになります。
ここで重要になるのが「温度」です。電源フェーズが稼働する時間が長いほどVRM(電圧レギュレータモジュール)の温度は上がり、電力変換効率が低下します。つまり、フェーズ数が多いマザーボードほど1相あたりの稼働時間が短くなり、結果としてVRM温度が低く抑えられるのです。VRM温度が低ければ電力供給効率は向上し、どのようなCPUと組み合わせてもシステム不安定化のリスクを大幅に減らせます。
GIGABYTEのダブラー/ダイレクト×多相電源設計

世界有数のマザーボードメーカーであるGIGABYTEのフラッグシップシリーズ「AORUS」は、卓越したパワーデザインで知られています。
Intel CPU向けとしては、Z690マザーボード全ラインナップにダブラー式パワーデザインを採用し、最大16相・最大100Aの電力供給を実現。IntelのフラッグシップCPUであるCore i9-12900Kとも完全な互換性を持ち、ハイエンドなゲーム、コンテンツ制作、極限のオーバークロッキングまで余裕で対応します。

AMD向けでは、フラッグシップモデルのX570 AORUS Xtremeが独占的な16相ダイレクトパワーデザインを採用し、Ryzen 9 5950Xや5900XといったZen 3世代の高性能CPUをフルサポートします。
CPUへ安定した電力供給が可能なマザーボードをお探しなら、GIGABYTEのAORUSシリーズこそベストな選択と言えるでしょう。
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