Uディスク(UDisk)から削除したファイルを数分で簡単に復元する方法
Uディスクなどのポータブルストレージは、普及以来データの持ち運びに大きな利便性をもたらしてきました。かつては、重要な書類から思い出の写真や動画まで、あらゆるデータを小さなデバイス1つに収めて持ち歩くことなど想像もできなかったでしょう。
しかし、こうしたデバイスもUSBドライブやその他の記憶媒体と同様に、データ損失のリスクにさらされています。幸いにも、Uディスクからデータを復元するために試せる簡単な方法がいくつかあります。
この記事では、Uディスクから削除されたデータを簡単に復元するための手順とガイドを、ステップ形式でわかりやすく解説します。
USBとUDISKの違いとは?
「USB」と「UDISK」という言葉は、しばしば同じ意味で使われます。両者は非常によく似た記憶装置ですが、それぞれを区別する重要な違いがあります。
UDISK(USB HDD/USBハードディスクドライブ)は、本質的にはハードディスクドライブでありながら、インターフェースがUSBで、大きさはUSBメモリ相当です。通常サイズのHDDと同じように動作する磁気ディスクプラッタを内蔵しており、外付けハードディスクに近い存在といえます。
一方、USBドライブはフラッシュメモリでデータを保存します。そのため、USBフラッシュドライブは動作が速く、データの読み書きに機械的な可動部品を必要としません。
HDDと同様に、Uディスク上でファイルを削除しても、実際にはシステムがその領域を「空き」としてマークし、新しいデータがそこに書き込めるようになるだけです。したがって、データ損失に気づいたら、できるだけ早くUSBデータ復旧を実行することが重要です。上書きされてしまわない限り、データは高い確率で復元可能だからです。
データ損失はどのような記憶装置でも起こり得ます。ここでは、UDISKからデータを復元する最適な方法をご紹介します。
方法1:プロ仕様のデータ復旧ソフトウェアを使用する
Disk Drillは、ディープスキャンを得意とし、NTFS、exFAT、FAT32などのファイルシステムに対応した実績豊富なデータ復旧ツールです。写真、動画、音声、文書など、数百種類のファイル形式をスキャンして復元できます。
Disk Drillには、SMARTモニタリング機能によるドライブの健康状態監視も備わっています。Uディスクが破損して読み取れない場合でも、セクタ単位のバックアップ機能を活用すれば、ドライブのディスクイメージを作成し、そのイメージをスキャンしてデータ復旧を行うことができます。
Windows版Disk Drillの無料トライアル版では、最大500MBまでのファイル復元が無料で利用可能です。
Disk Drillを使ってUSBドライブから削除されたファイルを復元する手順は以下の通りです:
- まず、Cleverfilesの公式サイトからDisk Drillをダウンロードしてインストールします。
- Uディスクをパソコンに接続し、Disk Drillを起動します。利用可能なデバイス一覧から対象のドライブを選択し、「Search for lost data(失われたデータを検索)」ボタンをクリックすると、スキャンが開始されます。
- スキャンの進行中でも、「Review found items(検出項目を確認)」をクリックすれば、すでに見つかったファイルをプレビューできます。プレビューが不要な場合は、次のステップへ進んでください。
- スキャンが完了するとDisk Drillから通知が届きます。「Review found items」をクリックして、スキャンされたファイルを確認しましょう。
- スキャン結果の一覧から、復元したいファイルを探します。ファイル名を覚えている場合は、検索バーを活用すると効率的です。復元したいファイルをすべて選択したら、画面右下にある「Recover(復元)」ボタンをクリックします。
- 続いて、復元したファイルの保存先を指定し、「Next」をクリックします。これで復元処理が開始されます。
- データ復旧が完了すると、Disk Drillは結果ページへ移動し、正常に復元されたファイルの詳細が表示されます。「Show recovered data in Explorer」ボタンをクリックすると、復元されたすべてのファイルを確認できます。
方法2:無料のデータ復旧ソフトウェアを使用する
完全無料のデータ復旧ソフトでUディスクからファイルを取り戻したい場合は、PhotoRecがおすすめです。
PhotoRecはフリーウェアで、Uディスクなどさまざまな記憶装置をスキャンできる、Disk Drillの有力な代替ツールです。TestDiskに同梱されたオープンソースアプリで、インストール不要でそのまま使用できます。
このソフトは、文書やメディアファイルなどの基本的なファイル形式を復元できます。ただし、フリーウェアならではの弱点もあります。コマンドライン操作のため使い勝手がやや難しい点や、バックアップやドライブ健康状態の監視といった追加機能が存在しない点です。
PhotoRecでUSBメモリの復旧を行う手順は、以下の通りです:
- まず、CGSecurityのサイトからTestDiskとPhotoRecのzipファイルをダウンロードします。
- zipファイルを展開し、「photorec_win」ファイルを探して開きます。
- PhotoRecがコマンドラインインターフェースで起動します。スキャン可能なストレージの名称は表示されず、選択可能なディスクの一覧が表示されるので、容量やファイルシステム情報をもとに自分のUディスクを特定して選択し、Enterキーを押します。
- 必要に応じて、PhotoRecにスキャンさせたいパーティションを選択し、Enterキーを押します。
- Uディスクのファイルシステムに対応する種類を選び、Enterキーを押します。
- 次に、Uディスクの空き領域のみをスキャンするか、全体をスキャンするかを選択して、Enterキーを押します。
- PhotoRecが復元ファイルを保存する場所を選択し、Cキーを押します。これでスキャン処理が始まります。
復元処理が完了すると、PhotoRecに「Recovery completed(復元完了)」というメッセージが表示されます。
方法3:データ復旧サービスに依頼する
データ復旧サービスへの依頼は、Uディスクからのデータ復元における最後の手段です。以下のような状況に当てはまる場合は、検討してみましょう:
- 前述のデータ復旧方法では、Uディスクから目的のデータを検出・復元できなかった
- Uディスクに深刻な物理的な破損がある、またはUSB自体が破損している
- 自分で対処を試みても、Uディスクにアクセスできない
- Uディスクのデータ復旧の成功率を少しでも高めたい
ただし、専門業者によるデータ復旧サービスに相談しても、USBデータの復旧が必ず成功する保証はないことを覚えておきましょう。
まとめ
Uディスクはハードディスクドライブとよく似た設計で、異なるのは大きさだけです。そのため、HDDと同じ仕組みでデータの保存・読み込み・削除が行われ、物理ディスク上の該当領域が新しいデータに割り当てられていない限り、データの復元は十分に可能です。
まずは、Disk DrillやPhotoRecといったデータ復旧ソフトを使った、扱いやすいUディスク復旧方法を試してみてください。Uディスクが物理的に破損していたり、深刻な破損状態にあったりして、ご紹介したアプリでデータを復元できない場合は、データ復旧センターへの相談という選択肢もあります。
よくある質問(FAQ)
Q. USBメモリからデータを復元することはできますか?
A. はい、できます。USBメモリからファイルを削除しても、そのファイルが占有していた領域が「空き」としてマークされるだけだからです。新しいファイルで上書きされない限り、ファイルは無傷のまま残っている可能性が高く、USB復旧ツールの利用やデータ復旧の専門家への相談によって復元できます。
Q. 削除されたUSBのファイルはどうなりますか?
A. 削除されたUSBのファイルは、実際にはシステムから「削除」されているわけではありません。システム上で非表示になり、その占有領域が新規データ用として「空き」マークされるだけです。つまり、新しいデータがその領域を上書きするまで、ファイルのデータはすべて無傷のまま残っています。
Q. 破損したUSBからデータを復元するには?
A. USBの破損は、ファイルシステムのエラー、システムの不具合、または物理的な破損が原因である可能性があります。いずれの場合もデータ復旧はより困難になりますが、以下の方法を試すことができます:
- 破損したUSBストレージを別のUSBポートや別のパソコンに接続し直し、エラーがシステム不具合によるものかどうかを確認します。
- 無料または有料のデータ復旧ソフトを使用します。破損したUSBドライブの場合は、デバイスのディスクイメージを作成し、そのバックアップをスキャンすることで、さらなるデータ損失を防ぐことが推奨されます。
- データ復旧の専門家に相談します。
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ハードディスクの不良セクタからデータを検出・回復する方法
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ハードドライブの交換方法|バックアップから取り付けまでの手順を解説
パソコンのハードドライブ(HDD)を交換する理由は、大きく分けて2つあります。ひとつは現在使っているドライブが故障してしまった場合、もうひとつは速度や容量アップのためにメインドライブをグレードアップしたい場合です。ハードドライブの交換は、少しの知識があれば誰でもできる簡単な作業です。難しく考えず、安心して挑戦してみてください。ただし、単に「容量が足りない」というだけであれば、交換が必要ないケースもあります。詳しくはこのページの最後のセクションをご覧ください。ハードドライブを交換する基本の手順ハードドライブを交換する際は、以下の流れで作業を行います。残したいデータをバックアップする古いハードドラ