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Bluetooth(ブルートゥース)とは?歴史・仕組み・パソコンでの使い方を徹底解説

Bluetooth(ブルートゥース)とは?歴史・仕組み・パソコンでの使い方を徹底解説

はじめに

20世紀末は、現代社会の在り方を大きく変えた、数々の画期的な発明と新技術の時代でした。たとえばコンピューターは20世紀後半になってようやく登場し、その進化は今日まで続いています。現在では、10年前、20年前よりもはるかに簡単に作業を行えるようサポートしてくれる、多彩な機能を備えたさまざまなデバイスが普及しています。

その中でも、今日最も広く活用されているのが、USBコネクタ・ポート、Wi-Fi、そしてBluetoothです。これら3つの技術は、現在市販されているほぼすべてのデバイスに搭載されています。本記事では、Bluetooth機能について、その歴史や用途、活用例を詳しくご紹介するとともに、WindowsパソコンでBluetoothを使う方法までを解説します。自分のWindowsデバイスに搭載されているBluetooth機能が何なのか、ずっと気になっていた方も、この記事を読めばその仕組みを理解し、ワイヤレスでのデータ転送や、Bluetooth対応デバイスとの接続にすぐに役立てられるでしょう。

Bluetooth技術の簡単な歴史

Bluetoothは、すでに20年以上の歴史を持つ技術です。1994年に、スウェーデンに拠点を置くエリクソン(Ericsson)社によって発明されました。以来、Bluetoothデバイスおよび技術に関する標準の管理は、1998年からBluetooth Special Interest Group(SIG)が担っています。この団体は、自社製品にBluetooth無線技術を組み入れたい企業に対する開発指導やライセンス供与の監督も行っています。

Bluetooth SIGは、より新しい標準の策定と改良版の設計を推進し、技術をさらに便利なものへと発展させることを目的としています。また、Bluetoothの商標が不正に模倣されないよう保護する役割も果たしています。ただし、Bluetooth SIG自体が技術搭載デバイスの製造や販売を行うことはありません。実際のデバイス製造は同団体のメンバー企業が担当し、組織が定めた標準とガイドラインに従ってBluetoothを組み込んでいます。企業がBluetooth技術のライセンスを取得するには、Bluetooth Special Interest Groupのメンバーであることが条件となり、厳格な認証プロセスにも合格しなければなりません。

Bluetoothの豆知識

「青い歯」が名前の由来?

その名前から、怪物やエイリアンなど、どこか不気味な生き物の別名のように感じるかもしれません。しかし実際には、Bluetoothは、さまざまな種類のデバイス間で近距離通信を行うために設計された無線通信の標準規格です。「Bluetooth」という名称は、Special Interest Groupが設立された当初に使われていたコードネームでした。この名前は、10世紀のデンマーク王ハーラル青歯王(Harald Blatand、英語ではHarold Bluetooth)にちなむといわれています。このデンマーク王は、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの各地で対立していた勢力を初めて統一した人物として知られています。

Bluetooth無線の3つのクラス

現在利用されているBluetooth無線には、次の3種類があります。それぞれの特徴と用途は以下の通りです。

  • クラス1(Class 1):主に産業分野で使われるタイプで、最大約100メートル(300フィート)の通信距離を実現します。長距離対応のため消費電力は3クラスの中で最も高く、出力は100mWです。
  • クラス2(Class 2):最も広く使われているBluetooth無線で、通信距離は最大約10メートル(33フィート)。消費電力はクラス1より低く、2.5mWです。
  • クラス3(Class 3):消費電力が最も小さい(1mW)クラスで、通信距離は約1メートル(3.3フィート)です。

注意:Bluetoothチップ搭載イコールフル機能ではない

Bluetoothチップを搭載していれば、必ずしもフル機能のBluetooth対応デバイスだとは限りません。ファイル転送をはじめとする、本格的なBluetooth対応デバイスにできるすべての操作が可能なわけではなく、Bluetoothチップの役割は、パソコンやヘッドセット、スピーカーといったワイヤレス周辺機器との通信にとどまる場合があります。

Bluetoothは、Sony PlayStationNintendo Wiiといったゲーム機にも搭載されており、ワイヤレスコントローラーとの接続に活用されています。また、タブレットやノートパソコンはもちろん、車載オーディオや家庭用オーディオシステムにも組み込まれています。そのほかにも、心拍計などの健康関連デバイスや、Nike+トレーニングシューズのようなスポーツ用品にも幅広く採用されています。

代表的なBluetoothのバージョン

スマートフォンやヘッドセット、スピーカーなどで長らく最も広く使われてきたのがBluetooth 3.0です。2009年4月21日に初めて実装され、最大毎秒24Mbitのデータ転送速度を実現しました。Nokia Lumia 920は、Bluetooth 3.0を採用していた端末の一例です。

その後、2010年6月30日にリリースされたのがBluetooth 4.0です。データ転送速度は3.0と同等ながら、消費電力の面で大幅に改善されました。Samsung Galaxy S3やiPhone 5は、このバージョンを搭載した代表的なデバイスであり、新モデルの登場とともにBluetooth 4.0対応機器は急速に増えていきました。
(補足:現在では、さらに高速・省電力・長距離対応を実現したBluetooth 5系が主流となっており、IoT機器にも幅広く採用されています。)

パソコンでBluetoothを使うには

Windowsを搭載したノートパソコン、タブレット、スマートフォンのほとんどはBluetooth対応です。ファイルのやり取りや、ヘッドセット・スピーカーなど他のBluetooth対応デバイスとの接続が可能です。一方で、多くのデスクトップPC、特に古い機種にはBluetoothチップが搭載されていません。自宅のデスクトップパソコンをBluetooth対応にしたい場合は、「USB Bluetoothアダプタ」と呼ばれるデバイスを購入する必要があります。

この種のアダプタは多数のメーカーから販売されており、価格もさまざまですが、近所のパソコン周辺機器店で見つかるほか、AmazonやeBayなどのオンラインショップでも購入できます。購入前には、必ずBluetooth 3.0またはBluetooth 4.0以上に対応していることを確認しましょう。価格だけで選ぶのは禁物です。安価なBluetooth USBアダプタの中には、旧世代のBluetooth 2.1までしか対応しておらず、データ転送速度が遅いうえに消費電力も高い製品が少なくありません。可能であれば多少価格の高い製品を選び、仕様表にBluetooth 3.0または4.0対応と明記されているかを確認してください。

新しいBluetooth USBアダプタの導入は決して難しくありません。ほとんどの製品がプラグ&プレイ対応だからです。Windows 7Windows 8Windows 8.1のパソコンであれば、アダプタを差し込むだけで自動的に認識され、必要なドライバーがインストールされ、すぐに使い始められます。まれに、付属ディスクからドライバーをインストールしたり、メーカーの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードしたりする必要があるケースもあります。

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