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PCのBIOSをアップデートする方法と、その必要性について徹底解説

PCのBIOSをアップデートする方法と、その必要性について徹底解説

パソコンのBIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)は、PCの電源投入や起動処理を担う重要なファームウェアです。意識していなくても、起動時に画面へマザーボードメーカーのロゴや「Press F12 for Settings」のような表示が一瞬現れるのを、何度も目にしたことがあるはずです。

このファームウェアは、通常こまめに更新する必要はありません。むしろ、ハードウェアに問題が発生していない限り、更新しなくても差し支えありません。ハードウェアの不具合が生じた際には、BIOSのアップデートが一般的なトラブルシューティングの手順となります。ファームウェア起因の問題を先に排除しておけば、残るハードウェア障害の調査に集中できるためです。

上級者の方への補足:本記事では「BIOS」という用語を使用しますが、これは従来のBIOS規格と新しいUEFIシステムの両方を指します。両者の違いについて詳しく知りたい方は、BIOSとUEFIの違いを解説した記事も併せてご覧ください。

また、本記事ではGigabyte製マザーボードでの手順を例に説明します。他社のマザーボードでもおおむね流れは似ていますが、細部が異なる場合があります。正確な手順については、必ずお使いのマザーボードメーカーの公式ドキュメントをご確認ください。

注意:以下の手順はWindowsデスクトップPCで実行しています。

1. マザーボードのモデル名とBIOSバージョンを確認する

お使いのマザーボード向けに新しいBIOSが提供されているかどうかは、メーカーのウェブサイトで確認できます。その前に、まず自分のBIOSとマザーボードに関する情報を把握しておきましょう。

1. 「msinfo32.exe」を実行します。スタートメニューの検索ボックスに「msinfo32.exe」と入力するか、「C:\Windows\System32\msinfo32.exe」へ移動してプログラムを起動してください。

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2. 「システム情報」ウィンドウが開き、PCのハードウェアに関する詳細が表示されます。「システムの要約」の中から「BIOS バージョン/日付」「ベースボード 製造元」「ベースボード 製品」を探しましょう。下図のようにすべての項目が表示されない場合もありますが、少なくともBIOSのバージョンとマザーボードの製造元は確認できます。

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この情報は、PCのBIOS画面から直接確認することも可能です。

1. PCを再起動し、起動直後のスプラッシュ画面に表示される「Press F2 to Enter Setup」や「[F1] – SETUP」といった案内に従います。使用するキーはメーカーによって異なりますが、F1、F2、F10、Deleteキーが一般的です。筆者のGigabyteマザーボードの場合は「Delete」キーを押します。

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2. システム情報の表示位置はマザーボードによって異なります。筆者のGigabyte BIOSでは、「System」タブ内にBIOSのバージョン番号とマザーボードのモデル名が記載されていました。

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2. 最新のBIOSファイルを入手する

BIOSのバージョン番号とマザーボードのモデル名が分かったら、メーカーのウェブサイトで更新ファイルを検索します。

1. マザーボードメーカーのサポートページにアクセスします。

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2. お使いのマザーボードモデルの製品ページを開きます。

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3. 「Support(サポート)」または「Downloads(ダウンロード)」のリンクをクリックします。

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4. 更新済みのBIOSファイルを探します。

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5. 最新バージョンのBIOSファイルをダウンロードします。

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3. BIOSファイルを準備する

次に、BIOSの更新ファイルを外部のUSBメモリに保存します。このUSBメモリは、FAT32またはFAT16形式でフォーマットされている必要があります。

1. ダウンロードフォルダ内にある、BIOSファイルを含むZIPファイルを探します。

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2. ZIPアーカイブを展開します。

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3. 展開したBIOSファイルをUSBメモリにコピーします。USBメモリはFAT32形式でフォーマットされている必要があります。NTFSやexFAT形式のドライブでは認識されないので注意してください。

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4. BIOSファイルを書き込む

下調べと準備が整ったら、いよいよインストールを行います。

1. USBメモリを、PC背面にあるUSB 2.0ポートに接続します。これらのポートはマザーボードに直結しており、ケース前面やヘッダーピン経由のポートよりも信頼性が高いです。

2. PCを再起動し、該当するキー(多くの場合DeleteまたはF2)を押してBIOS画面に入ります。

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3. 筆者のGigabyteマザーボードには「Q-Flash」というBIOS更新ユーティリティが搭載されています。F8キーを押すことで起動できます。

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4. Q-Flashを起動するかどうか尋ねられたら、「Yes」を選択します。

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5. 「Update BIOS From Drive」を選択し、BIOS更新プロセスを開始します。

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6. 接続したUSBメモリを選択します。筆者の場合は「Mass Storage Device」と表示されました。USBメモリが一覧に表示されない場合は、PC背面のUSB 2.0ポートへの接続を試してみてください。

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7. ドライブ内のBIOS更新ファイルを選択します。拡張子は「.F1」など特殊なものになっていることが多く、筆者の場合は「.16H」でした。

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8. 最後に、本当にBIOSを更新するかどうかの確認画面が表示されるので、実行します。

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9. 更新が完了すると、PCは通常どおり再起動します。

まとめ

マザーボードのBIOSをアップデートする必要がある場合は、本記事の手順が一般的なガイドとして役立つはずです。ただし、機種固有の操作や注意事項がある可能性があるため、必ずマザーボードメーカーが公開している正式な手順も併せて参照してください。

なお、BIOS更新の最中に電源が途絶えると、マザーボードが起動しなくなる重大なトラブルにつながる恐れがあります。作業中はPCの電源を安定させ、更新が完了するまで絶対に中断しないよう、十分に注意して進めましょう。

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