VRAMとは?確認方法と増やす(偽装する)テクニックを徹底解説
ゲーマーや動画編集者、3Dモデリングを仕事にしている人なら、VRAMが最も重要な要素のひとつであることをご存じでしょう。十分なVRAM(Video Random Access Memory)があれば、グラフィックに負荷のかかる作業でも、カクつきやフリーズといったストレスなく快適に進められます。
この記事では、VRAMの基本知識から確認方法、さらに増やせるのかどうかまでをわかりやすく解説します。
VRAMとは何か?
VRAMは「Video RAM(ビデオRAM)」とも呼ばれ、グラフィック処理専用に使われるメモリです。通常のRAMと似た役割を持ちますが、CPUではなくグラフィックスカード(GPU)と連携して動作する点が大きく異なります。
通常のRAMは、CPUからのデータや情報を一時的に保存する短期記憶装置です。CPUが計算・処理を行い、RAMがデータを保管する――GPUとVRAMの関係もこれと同じ仕組みです。GPUが処理を担当し、VRAMはテクスチャなどのグラフィックデータをGPUとディスプレイの間で一時的に保存します。
VRAMはゲームのフレームレートに影響する多くの要因のひとつであり、動画編集や3Dモデリング、アニメーション作業をPCが固まることなく快適に行うためにも欠かせません。
ゲームごとにVRAMへの負荷は異なります(Red Dead Redemption 2はMinecraftよりはるかにPCへ高い負荷をかけます!)が、アーティファクト(画面の乱れ)やカクつきのない滑らかな体験のためには、おおよそ以下のVRAM容量が目安となります。
- 1080p:4〜6GB
- 1440p:6〜8GB
- 4K:8GB以上
VRAMはGPU上に物理的に搭載されているため、GPUを交換しない限りVRAM自体を増やすことはできません。ただし、PCが利用可能なVRAMを最大限に活用できるよう工夫することは可能です。
VRAMの確認方法
まず、VRAMを増やせるかどうかはマシンの種類によって異なります。Macの場合、選択肢は非常に限られており、事実上増やすことはできません。一方、Windowsでは少し話が変わってきます。
いずれの場合でも、搭載されているVRAM容量を確認することはできます。Windowsでの手順は以下の通りです。
- 「設定 → システム → ディスプレイ」を開く。
- 「ディスプレイの詳細設定」までスクロールする。
- 「ディスプレイのアダプターのプロパティ」リンクをクリックする。
- ダイアログ画面で「アダプター」タブを選択し、「専用ビデオメモリ」の項目を確認する。これが利用可能なVRAMの総容量です。
なお、専用GPUを搭載したノートパソコンの場合、上記の方法では内蔵GPU(iGPU)に割り当てられた通常のRAM容量が表示されることがあります。専用GPUのVRAMを正確に確認したい場合は、HWiNFO64のようなシステム情報ツールを使うのがおすすめです。
Macの場合は「システム情報」パネルを開き、「ハードウェア → グラフィックス/ディスプレイ」の項目でVRAMの数値を確認できます。
技術的にはVRAMを直接増やすことはできませんが、少しブーストするためのテクニックがいくつか存在します。ただし、効果には限りがあるため、期待しすぎないようにしてください。
- レジストリキーを使ってVRAMの増加を偽装する
- BIOS設定からVRAMに割り当てるRAMの容量を増やす
PCに「VRAMが多い」と思わせるレジストリテクニック
場合によっては、PCのVRAM容量が少ないと、ゲームやプログラムがそもそも起動しないことがあります。これは開発者が、低スペックPCでパフォーマンスの悪い状態のままゲームを実行され、ユーザーからの苦情対応を避けたいためです。しかし、ちょっとしたレジストリのトリックを使えば、実際よりも多くのVRAMを搭載しているとゲームに思い込ませることができ、特定のゲームが動作するようになる可能性があります。
手順は以下の通りです。
- スタートメニューまたは検索バーに
regeditと入力してレジストリエディターを開く。 - 「HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Intel」へ移動する。
- 右クリックして「GMM」という名前の新しいキーを作成し、左側のメニューからそのフォルダを選択する。
- 右側のパネルで再度右クリックし、「新規 → DWORD(32ビット)値」を選択する。
- 名前を「DedicatedSegmentSize」とし、10進数で最大512の値を設定する。
設定後はPCを再起動し、問題が解決したか、目的のゲームやプログラムが正常に実行できるかを確認しましょう。
VRAMはゲーム、動画編集、その他のグラフィック負荷の高い作業において中心的な役割を担う存在です。VRAMはGPUにはんだ付けされているため物理的に増やすことはできませんが、本記事で紹介した方法でVRAMの増加を偽装すれば、状況によっては一定のメリットが得られるかもしれません。
RAMとVRAMの違いがよくわからないという方は、両者の違いを詳しく解説したガイドもぜひ参考にしてください。また、Steamでさまざまな種類のゲームコントローラーを使用する方法についてのガイドも合わせてチェックしてみてください。
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