Androidで遅延処理後にメソッドを呼び出す方法【HandlerのpostDelayed活用】
この記事では、Androidアプリにおいて指定した時間の遅延後にメソッドを呼び出す方法を解説します。HandlerクラスのpostDelayed()メソッドを使うことで、数行のコードで簡単に遅延処理を実装できます。
手順1:新規プロジェクトを作成する
Android Studioで新しいプロジェクトを作成します。メニューから「File」→「New Project」を選択し、必要な項目を入力してプロジェクトを作成しましょう。
手順2:レイアウトファイル(res/layout/activity_main.xml)
以下のコードをres/layout/activity_main.xmlに追加します。画面中央にToastの表示を待つよう促すテキストを配置しています。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<RelativeLayout xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android"
xmlns:tools="https://schemas.android.com/tools"
android:layout_width="match_parent"
android:layout_height="match_parent"
android:padding="16sp"
tools:context=".MainActivity">
<TextView
android:text="トーストが表示されるまでお待ちください。"
android:layout_centerInParent="true"
android:layout_width="wrap_content"
android:layout_height="wrap_content"
android:textColor="@android:color/black"
android:textSize="20sp" />
</RelativeLayout>手順3:MainActivity(src/MainActivity.java)
次に、src/MainActivity.javaに以下のコードを追加します。ポイントはHandlerのpostDelayed()メソッドです。第1引数に実行したい処理を持つRunnableを、第2引数に遅延時間をミリ秒単位で指定します。この例では5000ミリ秒(=5秒)後にtestToast()メソッドが呼び出されます。
import android.os.Handler;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.os.Bundle;
import android.widget.Toast;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);
Handler handler = new Handler();
handler.postDelayed(new Runnable() {
@Override
public void run() {
testToast();
}
}, 5000);
}
private void testToast() {
Toast.makeText(this, "このメソッドは遅延後に呼び出されました!", Toast.LENGTH_SHORT).show();
}
}手順4:マニフェストファイル(androidManifest.xml)
最後に、androidManifest.xmlに以下のコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="https://schemas.android.com/apk/res/android" package="app.com.sample">
<application
android:allowBackup="true"
android:icon="@mipmap/ic_launcher"
android:label="@string/app_name"
android:roundIcon="@mipmap/ic_launcher_round"
android:supportsRtl="true"
android:theme="@style/AppTheme">
<activity android:name=".MainActivity">
<intent-filter>
<action android:name="android.intent.action.MAIN" />
<category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
</intent-filter>
</activity>
</application>
</manifest>アプリを実行してみよう
それでは、アプリケーションを実行してみましょう。実機のAndroidスマートフォンをパソコンに接続しているものとして説明を進めます。Android Studioからプロジェクト内のアクティビティファイルを開き、ツールバーの「Run」アイコンをクリックしてください。デバイスの選択画面で自分のモバイル端末を選択すると、端末にデフォルトの画面が表示されます。
アプリ起動から5秒後、画面に「このメソッドは遅延後に呼び出されました!」というToastメッセージが表示されれば成功です。
補足:Handlerを使う際の注意点
Handlerによる遅延処理はUIスレッド上で動作するため、画面描画に関わる処理との組み合わせに適しています。ただし、ActivityやFragmentが破棄された後にコールバックが実行されるとメモリリークやクラッシュの原因になることがあるため、必要に応じてhandler.removeCallbacksAndMessages(null)などで予約済みの処理をキャンセルすることをおすすめします。
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