Androidで遅延(ディレイ)を設定する方法|HandlerでUIを一定時間後に更新
Androidで遅延処理を実装するには?
Androidアプリ開発では、「一定時間が経過した後にUIを更新したい」というケースがよくあります。たとえば、スプラッシュ画面の表示や、数秒待ってからメッセージを切り替える処理などが代表例です。
本記事では、HandlerクラスのpostDelayed()メソッドを使って、Androidで遅延(ディレイ)を設定する方法を、実際のサンプルコードとともにステップ形式で解説します。
手順1:Android Studioで新しいプロジェクトを作成する
まず、Android Studioを起動し、メニューから「File」→「New Project」を選択します。必要な項目をすべて入力して、新しいプロジェクトを作成しましょう。
手順2:activity_main.xml にコードを追加する
次に、res/layout/activity_main.xml に以下のコードを追加します。
<?xml version = "1.0" encoding = "utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android = "https://schemas.android.com/apk/res/android"
android:id = "@+id/parent"
xmlns:tools = "https://schemas.android.com/tools"
android:layout_width = "match_parent"
android:layout_height = "match_parent"
tools:context = ".MainActivity"
android:gravity = "center"
android:orientation = "vertical">
<TextView
android:id = "@+id/textChanger"
android:layout_margin = "20dp"
android:textAlignment = "center"
android:text = "Initial text"
android:layout_width = "match_parent"
android:layout_height = "wrap_content" />
</LinearLayout>
上記のレイアウトでは、中央に配置されたTextViewを1つ用意しています。初期状態では「Initial text」という文字列が表示され、一定時間の遅延後に新しいテキストへ自動的に切り替わる仕組みです。
手順3:MainActivity.java にコードを追加する
続いて、src/MainActivity.java に以下のコードを記述します。
package com.example.andy.myapplication;
import android.os.Build;
import android.os.Bundle;
import android.os.Handler;
import android.support.annotation.RequiresApi;
import android.support.v7.app.AppCompatActivity;
import android.widget.TextView;
public class MainActivity extends AppCompatActivity {
int view = R.layout.activity_main;
TextView textChanger;
@RequiresApi(api = Build.VERSION_CODES.JELLY_BEAN)
@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(view);
textChanger = findViewById(R.id.textChanger);
Handler handler = new Handler();
handler.postDelayed(new Runnable() {
@Override
public void run() {
textChanger.setText("After some delay, it changed to new text");
}
}, 5000);
}
}
遅延処理の中核となっているのは、以下のHandlerを使った部分です。
Handler handler = new Handler();
handler.postDelayed(new Runnable() {
@Override
public void run() {
textChanger.setText("After some delay, it changed to new text");
}
}, 5000);
postDelayed()の第2引数に指定した「5000」はミリ秒単位のため、このコードでは5秒(5000ms)経過後にTextViewのテキストが更新されます。遅延時間はこの数値を変更するだけで自由に調整できます。
補足: 新しいバージョンのAndroid SDK(API 30以降)では、new Handler() の代わりに new Handler(Looper.getMainLooper()) を指定することが推奨されています。また、サポートライブラリ(android.support)は非推奨のため、新規プロジェクトではAndroidX(androidx.appcompat等)への置き換えをおすすめします。
アプリを実行して動作を確認しよう
ここまでの準備ができたら、アプリを実行して動作を確認しましょう。実際のAndroid端末をパソコンにUSB接続している前提で説明します。
Android Studioからアプリを実行するには、プロジェクト内のアクティビティファイルを開き、ツールバーにある「Run」アイコンをクリックします。接続済みのモバイルデバイスを選択すると、端末にアプリが起動し、まずは次のような初期画面が表示されます。

そのまましばらく待つと、5秒後にテキストが自動的に更新され、次のように表示が切り替わります。

このように、HandlerクラスのpostDelayed()メソッドを使えば、数行のコードで簡単に遅延処理を実装できます。ぜひ自分のアプリでも応用してみてください。
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