C/C++の#pragmaディレクティブの使い方と主な種類を解説
#pragmaディレクティブとは
#pragmaは、C/C++言語においてコンパイラに追加情報を伝えるためのプリプロセッサディレクティブです。コンパイラはこの情報を利用することで、実装固有の特別な機能を提供できます。
構文
#pragma token_name
C/C++言語でよく使われる主な#pragmaディレクティブを、以下の表にまとめました。
| 番号 | #pragmaディレクティブと説明 |
|---|---|
| 1 | #pragma startup main()関数の実行前に、指定した関数を実行します。 |
| 2 | #pragma exit プログラムの終了前に、指定した関数を実行します。 |
| 3 | #pragma warn 警告メッセージの表示を抑制(非表示)します。 |
| 4 | #pragma GCC dependency 現在のファイルと他のファイルの日付を比較します。他のファイルの方が新しい場合、警告メッセージを表示します。 |
| 5 | #pragma GCC system_header 現在のファイルのコードを、システムヘッダから提供されたものとして扱います。 |
| 6 | #pragma GCC poison プログラム内で特定の識別子の使用を禁止(ブロック)します。 |
サンプルコード
以下は、C言語における#pragmaディレクティブの使用例です。
#include<stdio.h>
int display();
#pragma startup display
#pragma exit display
int main() {
printf("\nI am in main function");
return 0;
}
int display() {
printf("\nI am in display function");
return 0;
}
このプログラムでは、main()関数の実行前にdisplay()関数が呼び出され、プログラムの終了前にも再度display()関数が実行されます。そのため、出力は「display関数→main関数→display関数」の順になります。
なお、#pragma startupおよび#pragma exitは、Turbo C++など特定のコンパイラでサポートされる機能であり、GCCなど他のコンパイラでは期待どおりに動作しない場合があります。#pragmaはコンパイラ依存の機能が多いため、使用する際は対象コンパイラのドキュメントを確認することをおすすめします。
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