C/C++における三項演算子(?:)とif~else文の違いとは?使い分けのポイントを解説
三項演算子は条件演算子とも呼ばれ、ある条件を判定し、その結果に応じて処理を行うための演算子です。三項演算子を使わなくても、if~else文による条件分岐で同じ処理を実現できます。
多くの場合、三項演算子とif~else文の動作結果は同じです。しかし、状況によってはif~else文が使えず、三項演算子を使わなければならないケースが存在します。その代表例が「定数(const)変数への値の代入」です。
const修飾された変数には、宣言時に一度だけ値を設定できます。if~else文では宣言後に代入することになるためコンパイルエラーになりますが、三項演算子を使えば宣言と同時に値を初期化できるため、この問題を回避できます。
if~else文で書いた場合(コンパイルエラーになる例)
#include<iostream>
using namespace std;
main() {
int a = 10, b = 20;
const int x;
if(a < b) {
x = a;
} else {
x = b;
}
cout << x;
}実行結果
このプログラムはコンパイルできません。 const変数は宣言時に初期化する必要があり、 別のステートメントで代入しようとしているため不正です。
このように、const変数は宣言時以外に値を設定できないため、if~else文での代入は不正となります。
一方、三項演算子を使えば、宣言と初期化を同時に行えるため、正しく動作します。
三項演算子で書いた場合(正しく動作する例)
#include<iostream>
using namespace std;
main() {
int a = 10, b = 20;
const int x = (a < b) ? a : b;
cout << x;
}実行結果
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まとめ
- 三項演算子「条件 ? 値1 : 値2」は式として評価されるため、宣言時の初期化に使用できる。
- if~else文はステートメントであり、値を返さないため、const変数の宣言後の代入には使えない。
- 単純な条件分岐で値を選ぶ場合は、三項演算子の方が簡潔に書ける。
このように、三項演算子とif~else文はほぼ同じ役割を果たしますが、「式」として扱えるかどうかという違いがあり、特にconst変数の初期化などでは三項演算子が必須となる場面があります。用途に応じて適切に使い分けましょう。
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