C++でコードスニペットの実行時間を計測する方法をわかりやすく解説
C++では、chronoヘッダーが提供する機能を使うことで、コードスニペットの実行時間を簡単に計測できます。基本的な構文は以下のとおりです。
auto start = high_resolution_clock::now(); // 計測開始時刻 // 計測したいコードスニペット auto stop = high_resolution_clock::now(); // 計測終了時刻 auto duration = duration_cast<microseconds>(stop - start); // 経過時間
chronoヘッダーとは
high_resolution_clockクラスは、<chrono>ヘッダーファイル内で定義されています。このクラスのnow()関数は、呼び出された時点の時刻に対応する値を返します。つまり、処理の前後で時刻を取得し、その差分を取ることで実行時間を求められます。
まず、時間計測に必要なヘッダーを読み込みます。
#include <chrono> using namespace std::chrono;
サンプルプログラム
以下は、関数の実行時間を計測する具体的な例です。
#include <iostream>
#include <chrono>
using namespace std::chrono;
using namespace std;
int sum(int x, int y) {
int s = x + y;
cout << "The sum of numbers : " << s;
}
int main() {
auto start = high_resolution_clock::now();
sum(28, 8);
auto stop = high_resolution_clock::now();
auto duration = duration_cast<microseconds>(stop - start);
cout << "\nTime taken by function : "<< duration.count() << " microseconds";
return 0;
}実行結果
The sum of numbers : 36 Time taken by function : 42 microseconds
プログラムの解説
上記のプログラムでは、2つの数値の合計を計算するためにsum()関数を定義しています。
int sum(int x, int y) {
int s = x + y;
cout << "The sum of numbers : " << s;
}main()関数の中では、chronoライブラリが提供する定義済みの関数やクラスを利用して、sum()関数の処理にかかった時間を記録しています。流れは以下のとおりです。
high_resolution_clock::now()で処理開始前の時刻を取得します。- 計測対象である
sum(28, 8)を実行します。 - 再び
now()を呼び出し、処理完了後の時刻を取得します。 duration_cast<microseconds>で2つの時刻の差をマイクロ秒単位に変換します。
auto start = high_resolution_clock::now(); sum(28, 8); auto stop = high_resolution_clock::now(); auto duration = duration_cast<microseconds>(stop - start);
最後に、duration.count()を呼び出すことで、計測された経過時間を数値として出力できます。なお、単位はmicroseconds(マイクロ秒)のほか、milliseconds(ミリ秒)やseconds(秒)などにも変更可能です。用途に応じて適切な単位を選択するとよいでしょう。
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