C言語で関数へのポインタを宣言する方法を徹底解説
ポインタとは、別の変数やメモリブロックのアドレス、すなわちメモリ上の特定の場所を直接指し示す値を格納するための変数です。通常の変数や定数と同じように、ポインタも何らかのアドレスを格納して利用する前に、必ず宣言しておく必要があります。
基本構文
データ型 *変数名
関数へのポインタの場合は、戻り値の型と引数の型も併せて指定します。
処理の流れ(アルゴリズム)
- show 関数を定義します。
- 整数型の変数 x を宣言し、その値を出力します。
- main 関数内で、整数型の引数を受け取る関数へのポインタ p を宣言します。
- p を show() 関数のアドレスを指すポインタとして設定します。
- ポインタ p を使って関数を呼び出し、値を渡します。
以下に、C言語で「関数へのポインタ」の概念を理解するためのシンプルなサンプルコードを示します。
#include <stdio.h>
void show(int x)
{
printf("Value of x is %d\n", x);
}
int main()
{
void (*p)(int); // 関数へのポインタを宣言
p = &show; // p は show() 関数を指すポインタ
(*p)(7); // ポインタ経由で関数を呼び出し、値を渡す
return 0;
}実行結果
Value of x is 7.
ポイント解説
- void (*p)(int); … 「int 型の引数を1つ受け取り、戻り値なしの関数」へのポインタ p を宣言しています。括弧の位置が重要で、
*pを括弧で囲まないと「int 型へのポインタを返す関数」という意味になってしまいます。 - p = &show; … 関数名 show の先頭アドレスをポインタに代入します。C言語では
&を省略してp = show;と書くことも可能です。 - (*p)(7); … ポインタ経由で関数を呼び出します。こちらも
p(7);という簡潔な書き方が許容されています。
このように関数ポインタを使うことで、関数を引数として渡したり、状況に応じて呼び出す関数を動的に切り替えたりすることができ、コールバック処理など幅広い場面で活用されます。
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