C++
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> C++

C++でGCDを使わずに3つ以上の数(配列)の最小公倍数(LCM)を求める方法

配列Aが与えられたとき、GCD(最大公約数)の演算を使わずに、すべての要素のLCM(最小公倍数)を求める方法を解説します。例えば、配列が {4, 6, 12, 24, 30} の場合、LCMは120になります。

2つの数値のLCMは簡単に計算できます。以下のアルゴリズムに従うことでLCMを求められます。

getLCM(a, b) のアルゴリズム

begin
    if a > b, then m := a, otherwise m := b
       while true do
          if m is divisible by both a and b, then return m
            m := m + 1
   done
end

このアルゴリズムの考え方はシンプルです。まずaとbのうち大きい方をmとし、mがaとbの両方で割り切れるまで1ずつ増やしていきます。割り切れた時点でのmが最小公倍数となります。

この関数を使って、まず配列の最初の2つの要素のLCMを求めます。次に、その結果と3番目の要素のLCMを計算し、さらにその結果と4番目の要素のLCMを計算する……というように順番に処理を進めていくことで、配列全体のLCMを求めることができます。

C++による実装例

#include <iostream>
using namespace std;
int getLCM(int a, int b){
    int m;
    m = (a > b) ? a : b;
    while(true){
        if(m % a == 0 && m % b == 0)
        return m;
        m++;
    }
}
int getLCMArray(int arr[], int n){
    int lcm = getLCM(arr[0], arr[1]);
    for(int i = 2; i < n; i++){
        lcm = getLCM(lcm, arr[i]);
    }
    return lcm;
}
int main() {
    int arr[] = {4, 6, 12, 24, 30};
    int n = sizeof(arr)/sizeof(arr[0]);
    cout << "LCM of array elements: " << getLCMArray(arr, n);
}

実行結果

LCM of array elements: 120

コードの解説

getLCM関数:引数として受け取った2つの整数a、bのうち大きい方を初期値mとし、mがaとbの両方で割り切れるまでインクリメントを繰り返します。条件を満たした時点でmを返します。

getLCMArray関数:まず配列の先頭2要素のLCMを計算し、その後はforループで3番目以降の要素と順にLCMを求めていきます。これにより、GCDを使わずに配列全体の最小公倍数を導き出せます。

なお、この方法は直感的で理解しやすい反面、数値が大きくなるとループ回数が増えて計算時間が長くなる点に注意が必要です。競技プログラミングなどでは、通常「a × b ÷ GCD(a, b)」という式で効率的にLCMを求めることが一般的ですが、本記事のようにGCDを使わないアプローチもアルゴリズムの学習として有用です。

  1. Pythonで配列内の複数の数値の最大公約数(GCD)を求める方法

    はじめに本記事では、Pythonを使って配列(リスト)内の2つ以上の数値から最大公約数(GCD:Greatest Common Divisor)を求める方法を解説します。問題の概要数値の配列が与えられ、そのすべての要素に共通する最大公約数を求めることが目的です。3つ以上の数値のGCDは、「引数として渡されたすべての数値に共通する素因数の積」として定義できます。また、隣り合う2つの数値のGCDを繰り返し計算していくことでも求められます。ここでは、後者のアプローチである「ペアごとのGCDを順番に計算する」方法を実装します。アルゴリズムの流れまず、リストの最初の2つの要素のGCDを計算します。次に、

  2. Pythonで複数の数値や配列の最大公約数(GCD)を求める方法

    本記事では、以下の問題に対する解決策について詳しく解説します。問題の概要与えられた数値の配列から、それらすべての最大公約数(GCD)を求める必要があります。アプローチ2つより多い数値の最大公約数を求める場合、GCDは引数として渡されたすべての数値に共通する素因数の積と等しくなります。これは数学的な定義に基づく方法ですが、実装がやや複雑になります。もう一つの方法として、2つの数値ずつペアでGCDを繰り返し計算するという手法があります。具体的には、最初の2つの数値のGCDを求め、その結果と次の数値のGCDを計算し、これを配列の最後まで繰り返します。本記事では、後者のアプローチを実装していきます。実