C++で複素数の偏角を求める:arg()関数の使い方を徹底解説
複素数とは
複素数とは、「a + bi」という形式で表される数値のことです。ここで、a と b は実数であり、i は虚数単位(虚部)を表します。
偏角(argument)とは
偏角とは、正の実軸と複素数が示すベクトルとの間の角度のことを指します。複素数 z = x + iy に対する偏角は、arg(z) と表記されます。
C++では、複素数の偏角を求めるために、<complex> ヘッダーファイルに用意されている arg() 関数を使用します。
構文
arg(complex_number);
パラメータ
この関数は、偏角を計算したい複素数を引数として受け取ります。
戻り値
この関数は、指定された複素数の偏角を返します。なお、戻り値の単位はラジアンであり、その範囲は一般的に −π ~ π です。度数法で表示したい場合は、結果に 180 / π を掛けることで変換できます。
使用例
#include<iostream>
#include<complex.h>
using namespace std;
int main (){
double a = 12.0, b = 56.0;
complex<double> complexnumber (a, b);
cout<<"The argument of complex number "<<a<<" + i"<<b<< " is: ";
cout<<arg(complexnumber)<<endl;
return 0;
}
出力
The argument of complex number 12 + i56 is: 1.3597
この例では、実部が 12.0、虚部が 56.0 の複素数を作成し、arg() 関数を使ってその偏角を求めています。結果として約 1.3597 ラジアン(約 77.9 度)という値が出力されます。
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