C++の配列をマスターしよう!基礎知識と練習問題集
配列(Array)とは
配列とは、連続したメモリ領域にデータを格納するデータ構造です。同じ型の複数の要素をインデックスで管理できるため、大量のデータを効率的に扱うことができます。
配列の宣言方法
C++では、以下の構文で配列を宣言します。
int arr1D[]; // 1次元配列の場合 int arr2D[][]; // 2次元配列の場合
重要なポイントとして、宣言時に要素数より少ない個数の値で配列を初期化した場合、残りの要素は自動的に0で初期化されます。この挙動は後述の練習問題でも登場します。
配列要素のメモリアドレス計算
配列の各要素が格納されているメモリアドレスは、次の式で求めることができます。
1次元配列:address[i] = baseAddress + i × size 2次元配列(行優先):address[i][j] = baseAddress + (i × n + j) × size
- baseAddress:配列の先頭要素のアドレス
- size:1要素あたりのバイト数(int型の場合、環境により2または4バイト)
- n:2次元配列の列数
練習問題に挑戦
それでは、実際に練習問題を解いて理解を深めましょう。
問題1:出力を予想する
次のコードスニペットの出力を予想してみてください。
int arr[5] = {6, 9};
for(int i = 0; i<5; i++)
cout<<arr[i]<<" ";
出力結果
6 9 0 0 0
解説:この配列は2つの値(6と9)のみで初期化されているため、残りの3つの要素は自動的に0で初期化されます。その結果が出力にも反映され、後半に0が並んでいます。
問題2:2次元配列の要素アクセス
次のコードの出力を予想してみてください。
int arr[][3] = {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9};
cout<<arr[1][2];
出力結果
6
解説:9つの値は3つずつ行に分割され、{{1, 2, 3}, {4, 5, 6}, {7, 8, 9}} という2次元配列として解釈されます。arr[1][2]は、インデックス1の行(2行目)のインデックス2の要素、つまり6を指します。
問題3:メモリアドレスの計算
整数型配列の指定された要素のアドレスを求めてください。ただし、ベースアドレスは1420、int型のサイズは2バイトとします。
【1次元配列の場合】arr[43] address = 1420 + 43 × 2 = 1506 【2次元配列の場合】arr[10][10] の arr[5][4](行優先で格納) address = 1420 + (5 × 10 + 4) × 2 = 1420 + 54 × 2 = 1528
解説:配列のアドレス計算は、ベースアドレスにオフセット(インデックス × 要素サイズ)を加算して行います。2次元配列を行優先(row major)方式で扱う場合は、「対象の行より前の全要素数 + 列インデックス」をオフセットとして使用する点に注意しましょう。
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