【C++入門】データのトリプレット(3つ組)をベクターに格納する方法
このチュートリアルでは、C++においてデータのトリプレット(3つの値の組)をベクター(vector)に格納する方法を解説します。
ベクターの1つの要素に3つの値をまとめて保持したい場合、ユーザー定義構造体を作成し、その構造体型を要素とするベクターを宣言するのが基本的なアプローチです。
実装の考え方
手順は以下の通りです。
- 3つのメンバ変数を持つ構造体を定義する
- その構造体型を要素とする
vectorを作成する push_back()を使ってトリプレットを順次追加する
サンプルコード
#include<bits/stdc++.h>
using namespace std;
// 3つの値をまとめる構造体を定義
struct Test {
int x, y, z;
};
int main() {
// ユーザー定義構造体を要素とするベクターを作成
vector<Test> myvec;
// 値を挿入
myvec.push_back({2, 31, 102});
myvec.push_back({5, 23, 114});
myvec.push_back({9, 10, 158});
int s = myvec.size();
for (int i = 0; i < s; i++) {
cout << myvec[i].x << ", " << myvec[i].y << ", " << myvec[i].z << endl;
}
return 0;
}実行結果
2, 31, 102 5, 23, 114 9, 10, 158
コードの解説
- 構造体
Testは、int型のメンバx、y、zを持ち、1つのトリプレットを表現します。 vector<Test>とすることで、この構造体を要素とする動的配列が生成されます。push_back({2, 31, 102})のように波括弧(ブレース初期化)を使えば、簡潔に値を追加できます。- 各要素へのアクセスは
myvec[i].xのように、添字とドット演算子を組み合わせて行います。
補足:std::tuple を使う代替手段
構造体を定義せずに、標準ライブラリの std::tuple を使う方法もあります。vector<tuple<int, int, int>> を作成すれば、同様に3つの値を1つの要素として扱えます。ただし、メンバ名によるアクセス(可読性の高さ)を重視するなら、構造体を使う方が意図が明確になりおすすめです。
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