C++
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> C++

C++で区間リストから指定範囲を削除するアルゴリズムと実装例


問題の概要

ソート済みの互いに重ならない区間リストが与えられたとします。各区間 intervals[i] = [a, b] は、a <= x < b を満たす数値 x の集合を表します。このリスト内の各区間と、指定された区間 toBeRemoved との共通部分(重なり)をすべて取り除き、処理後の区間をソート済みリストとして返すのが目的です。

例えば、入力が [[0,2], [3,4], [5,7]]、toBeRemoved が [1, 6] の場合、出力は [[0, 1], [6, 7]] となります。

解決のための手順

補助関数 manipulate2() の定義

まず、行列 a と配列 y を受け取る補助メソッド manipulate2() を次のように定義します。

  1. x を行列 a の最終行とし、その最終行を a から削除する
  2. z を x のコピーとして作成する
  3. x[0] := y[1]、z[1] := y[0] と設定する
  4. z[0] < z[1] を満たす場合は z を a に挿入する
  5. x[0] < x[1] を満たす場合は x を a に挿入する

この処理により、元の区間は「削除区間より手前の部分」と「削除区間より後ろの部分」に分割されます。条件判定を設けることで、幅を持たない空の区間は自動的に除外されます。

メイン処理 removeInterval() の流れ

  1. 結果を格納する行列 ans を用意し、n を入力行列 in の行数とする
  2. i が 0 から n-1 になるまで以下を繰り返す
    ・in[i] を ans に追加する
    ・a を ans の最終行、b を t(削除対象区間)とする
    ・a[0] > b[0] であれば a と b を入れ替える
    ・a と b が交差している場合、manipulate2(ans, t) を呼び出す
  3. 最後に ans を返して処理完了

C++による実装例

理解を深めるために、以下の実装例を見てみましょう。

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
void print_vector(vector<vector<auto> > v){
    cout << "[";
    for(int i = 0; i<v.size(); i++){
        cout << "[";
        for(int j = 0; j <v[i].size(); j++){
            cout << v[i][j] << ", ";
        }
        cout << "],";
    }
    cout << "]"<<endl;
}
class Solution {
public:
    bool isIntersect(vector <int> a, vector <int> b){
        return max(a[0], a[1]) >= min(b[0], b[1]);
    }
    void manipulate2(vector < vector <int> > &a, vector <int> y){
        vector <int> x = a.back();
        a.pop_back();
        vector <int> z = x;
        x[0] = y[1];
        z[1] = y[0];
        if(z[0] < z[1])a.push_back(z);
        if(x[0] < x[1])a.push_back(x);
    }
    vector<vector<int>> removeInterval(vector<vector<int>>& in, vector<int>& t) {
        vector < vector <int> > ans;
        int n = in.size();
        for(int i = 0; i < n; i++){
            ans.push_back(in[i]);
            vector <int> a;
            vector <int> b;
            a = ans.back();
            b = t;
            if(a[0]>b[0])swap(a, b);
            if(isIntersect(a, b)){
                manipulate2(ans, t);
            }
        }
        return ans;
    }
};
main(){
    vector<int> v2 = {1,6};
    vector<vector<int>> v1 = {{0,2},{3,4},{5,7}};
    Solution ob;
    print_vector(ob.removeInterval(v1, v2));
}

入力

[[0,2],[3,4],[5,7]]
[1,6]

出力

[[0, 1],[6, 7]]

コードのポイント

  • isIntersect():2つの区間が交差しているかどうかを判定するヘルパー関数です。
  • manipulate2():現在の区間を削除区間の前後に分割し、有効な部分だけを結果に反映します。
  • 出力の末尾に余分なカンマが表示されているのは、print_vector() の実装仕様によるものです。
  1. C++のvector::resize()とvector::reserve()の違いとは?使い方を徹底解説

    std::vectorは動的配列と同じように、要素の挿入や削除が行われるたびにサイズを自動的に調整できるコンテナで、ストレージの管理はvector自身が担います。 vector::resize()とvector::reserve()の最も大きな違いは、resize()はベクターのサイズ(要素数)を実際に変更するのに対し、reserve()はサイズをまったく変更しないという点です。reserve()は「少なくとも指定した個数の要素を、メモリの再割り当てなしで格納できるようにする」ためだけに使われます。一方、resize()では指定した値が現在の要素数より小さい場合、メモリが縮小され余分な領域は

  2. C++の型推論とは?autoキーワードの基本と使い方をわかりやすく解説

    型推論(Type Inference)とは、プログラミング言語において式のデータ型を自動的に判別する機能のことです。この機能は、強い静的型付けを持つ一部の言語に備わっています。 C++では、C++11で追加されたautoキーワードを使うことで、自動的な型推論が可能になります。これにより、開発者は複雑な型名を明示的に書く必要がなくなり、コードがシンプルで読みやすくなります。 autoキーワードの活用例 たとえば、vectorの要素を走査するイテレータを作成したい場合、従来は std::vector<int>::iterator という長い型名を記述する必要がありました。しかし、aut