C++でN以上の最小の素数回文(プライムパリンドローム)を求める方法
この記事では、「N 以上の整数の中で最小となる素数回文(プライムパリンドローム)」を C++ で求めるアルゴリズムを解説します。
例えば N = 13 の場合、答えは 101 になります。13 以上の回文数には 22、33、44 などがありますが、これらはすべて 11 の倍数であるため素数になり得ません。そのため、次に現れる素数回文である 101 が答えとなります。
解法のアプローチ
全ての整数を順に素数かつ回文かどうか調べるのは非効率です。そこで、回文を直接生成することで探索範囲を大幅に絞り込みます。手順は以下の通りです。
N が 8 以上 11 以下の場合は、11 を返します(この範囲では 11 だけが素数回文になるための特別なケースです)。
i を 1 から 99999 までループします。
s := i を文字列に変換したもの
r := s のコピーを作り、反転(リバース)する
num := s と「r の先頭 1 文字を除いた部分文字列」を連結し、数値に変換する(これにより奇数桁の回文が生成されます)
num が N 以上であり、かつ素数であれば num を返す
最後まで見つからなければ 0 を返します。
なお、偶数桁の回文(11 を除く)は必ず 11 の倍数になるため素数ではありません。この性質により、奇数桁の回文だけを生成すればよいことが分かります。
C++での実装例
#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
class Solution {
public:
bool isPrime(int n){
if(n % 2 == 0 && n > 2) return false;
for(int i = 3; i * i <= n; i++){
if(n % i == 0) return false;
}
return n != 1 && n != 0;
}
int primePalindrome(int N) {
if(8 <= N && N <= 11) return 11;
for(int i = 1; i < 100000; i++){
string s = to_string(i);
string r = s;
reverse(r.begin(), r.end());
int num = stoi(s + r.substr(1));
if(num >= N && isPrime(num)) return num;
}
return 0;
}
};
main(){
Solution ob;
cout << (ob.primePalindrome(105));
}
実行結果
入力
105
出力
131
コードのポイント
例えば i = 13 の場合、s = "13"、r = "31" となり、s + r.substr(1) は "131" になります。このように、元の数字の前半部分を鏡写しにすることで、昇順に近い順序で回文を効率的に生成できます。
素数判定は試し割り法を用いており、√n までの奇数で割り切れるかを確認しています。回文の生成と素数判定を組み合わせることで、単純な全探索よりもはるかに高速に答えを見つけられます。
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