C++の出力イテレータとは?基本概念とサンプルコードで解説
本記事では、C++における「出力イテレータ(Output Iterator)」の基本概念と使い方を、実際のサンプルコードとともにわかりやすく解説します。
出力イテレータとは
C++の標準ライブラリには、主に5種類のイテレータが存在し、出力イテレータはそのうちの1つです。出力イテレータは入力イテレータとは正反対の性質を持ち、コンテナへ値を書き込む(代入する)ことはできますが、格納された値を読み取ることはできません。
代表的な出力イテレータとしては、std::ostream_iterator や std::back_insert_iterator などが挙げられます。
サンプルコード
#include<iostream>
#include<vector>
using namespace std;
int main() {
vector<int> v1 = {1, 2, 3, 4, 5};
// イテレータの宣言
vector<int>::iterator i1;
// 各要素に値を書き込む(出力イテレータとして使用)
for (i1 = v1.begin(); i1 != v1.end(); ++i1) {
*i1 = 1;
}
return 0;
}この例では、vector<int> の各要素に対して *i1 = 1; という形で値を代入しています。これはまさに出力イテレータの典型的な使い方であり、書き込み操作のみを行っています。
実行結果
出力なし(出力イテレータからは値を読み取ることができないため)
まとめ
出力イテレータは「書き込み専用」のイテレータです。*i1 = 値; の形式で要素への代入は可能ですが、x = *i1; のように値を取得しようとするとコンパイルエラーまたは未定義動作となる点に注意が必要です。読み取りと書き込みの両方を行いたい場合は、双方向イテレータや前方イテレータ(Forward Iterator)など、より上位のイテレータを使用するようにしましょう。
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