C++
 Computer >> コンピューター >  >> プログラミング >> C++

C++で挿入位置を検索する方法|二分探索による実装を解説

ソート済み配列 arr とターゲット値が与えられたとき、ターゲットが配列内に存在する場合はそのインデックスを返します。存在しない場合は、順序を保ったまま挿入したと仮定した場合の挿入位置(インデックス)を返します。

例えば、入力が [1,3,4,6,6]、ターゲットが 5 の場合、出力は 3 になります。インデックス 3 に 5 を挿入すると、配列は [1,3,4,5,6,6] となるためです。

解法のアプローチ(二分探索)

この問題は、二分探索(バイナリサーチ)を使うことで O(log n) の計算量で効率的に解くことができます。手順は以下の通りです。

  • n := A のサイズとする

  • n < 1 の場合は 0 を返す

  • low := 0、high := n - 1 で初期化する

  • low <= high の間、以下を繰り返す

    • mid := low + (high - low) / 2 とする

    • A[mid] がターゲットと等しい場合:mid を返す

    • A[mid] がターゲットより大きい場合:high := mid - 1、pos := mid とする

    • それ以外の場合:low := mid + 1、pos := mid + 1 とする

  • ループ終了後、pos を返す

実装例

理解を深めるために、以下のC++による実装を見てみましょう。

#include <bits/stdc++.h>
using namespace std;
class Solution {
public:
   int searchInsert(vector<int>& A, int target) {
      int n = A.size();
      if(n < 1) {
         return 0;
      }
      int low = 0;
      int high = n-1;
      int mid;
      int pos;
      while(low <= high) {
         mid = low + (high-low)/2;
         if(A[mid] == target) {
            return mid;
         }
         else if(A[mid] > target) {
            high = mid - 1;
            pos = mid;
         }
         else {
            low = mid + 1;
            pos = mid + 1;
         }
      }
      return pos;
   }
};
int main(){
   Solution ob;
   vector<int> v = {1,3,4,6,6};
   cout << (ob.searchInsert(v,5));
   return 0;
}

入力

{1,3,4,6,6},5

出力

3

計算量について

このアルゴリズムは、探索範囲を毎回半分に絞り込んでいくため、時間計算量は O(log n) となります。また、追加のメモリを使用しないため、空間計算量は O(1) です。ソート済み配列に対する挿入位置の検索において、先頭から順に調べる線形探索(O(n))よりもはるかに高速に動作する点が大きなメリットです。

  1. C/C++で学ぶ2-3木(2-3ツリー)とは?検索と挿入のアルゴリズムを徹底解説

    2-3木(2-3ツリー)とは2-3木(2-3ツリー)とは、子を持つすべてのノード(内部ノード)が、「1つのデータ要素と2つの子(2ノード)」または「2つのデータ要素と3つの子(3ノード)」のいずれかを持つ木構造のデータ構造として定義されます。定義内部ノードが1つのデータ要素と2つの子を持つ場合、そのノードを「2ノード」と呼びます。内部ノードが2つのデータ要素と3つの子を持つ場合、そのノードを「3ノード」と呼びます。以下のいずれかの条件を満たすとき、かつそのときに限り、Tは2-3木であると言えます。Tが空であること。言い換えれば、Tはノードを一切含みません。Tがデータ要素aを持つ2ノードであるこ

  2. C++プログラムにおける二分探索(バイナリサーチ)の基本と実装

    二分探索(バイナリサーチ)とは二分探索は「半区間探索」「対数探索」「バイナリチョップ」とも呼ばれる検索アルゴリズムで、ソート済みの配列の中から目的の値が存在する位置を効率的に見つけ出します。基本的な仕組みは非常にシンプルです。まず、探したい値(ターゲット値)を配列の中央の要素と比較します。一致しなかった場合は、ターゲット値が存在し得ない半分を丸ごと排除し、残りの半分に対して同様の比較を繰り返します。この「中央との比較」と「範囲の絞り込み」を続け、ターゲット値が見つかるか、検索範囲が空になる(=配列にその値が存在しない)かのどちらかで処理が終了します。アイデア自体は簡単ですが、正しく実装するには