C++で実装するAlexander Bogomolnyの順列生成アルゴリズム
本記事では、数値Nが与えられたとき、Alexander Bogomolnyの順序なし順列アルゴリズム(UnOrdered Permutation Algorithm)を用いて、1からNまでのすべての順列を求める方法を解説します。
順列とは
順列(permutation)とは、集合内の要素を一意に並べ替える方法の総数、またはその並べ方そのものを指します。
例:{4, 9, 2}の順列は、{4, 9, 2}、{4, 2, 9}、{9, 4, 2}、{9, 2, 4}、{2, 4, 9}、{2, 9, 4}の6通りとなります。
順列はコンピュータネットワークにおけるスイッチングネットワークの設計や、並列処理の分野で活用されているほか、さまざまな暗号化アルゴリズムにも応用されています。
Alexander Bogomolnyの順序なし順列アルゴリズムとは
このアルゴリズムは、最初のN個の自然数(1からNまで)について、考えられるすべての順列を計算します。数値Nが与えられると、1からNまでの数字を使った順列をすべて出力します。
入力例と出力例
入力:
N = 3
出力:
1,2,3 ; 1,3,2 ; 2,1,3 ; 2,3,1 ; 3,1,2 ; 3,2,1
アルゴリズムの手順
- 配列・数値N・整数kを引数とする関数を定義する
- レベル(level)を初期化し、レベルが進むごとに残りの値を入れ替えていく
- 再帰の終了条件に達した時点で、その時点のすべての値を出力する
C++による実装例
以下は、このアルゴリズムを実装したプログラムです。
#include <iostream>
using namespace std;
int level = -1;
void AlexanderBogomolyn(int permutations[], int N, int k) {
level = level + 1;
permutations[k] = level;
if (level == N) {
for (int i = 0; i < N; i++)
cout<<permutations[i]<<" ";
cout<<endl;
}
else{
for (int i = 0; i < N; i++)
if (permutations[i] == 0)
AlexanderBogomolyn(permutations, N, i);
}
level = level - 1;
permutations[k] = 0;
}
int main(){
int N = 4;
int permutations[N] = { 0 };
cout<<"All permutations are :
";
AlexanderBogomolyn(permutations, N, 0);
return 0;
}実行結果
All permutations are : 1 2 3 4 1 2 4 3 1 3 2 4 1 4 2 3 1 3 4 2 1 4 3 2 2 1 3 4 2 1 4 3 3 1 2 4 4 1 2 3 3 1 4 2 4 1 3 2 2 3 1 4 2 4 1 3 3 2 1 4 4 2 1 3 3 4 1 2 4 3 1 2 2 3 4 1 2 4 3 1 3 2 4 1 4 2 3 1 3 4 2 1 4 3 2 1
アルゴリズムのポイント
この実装では、グローバル変数levelが現在の再帰の深さを追跡し、配列permutationsが各位置に割り当てられた数値を管理します。まだ使用されていない位置(値が0の場所)に対して再帰的に関数を呼び出すことで、重複のない順列を効率的に生成できます。レベルがNに達すると1つの完全な順列が出力され、バックトラッキングによって次の組み合わせへと進みます。このように再帰とバックトラッキングを組み合わせることで、N!通りの順列をすべて網羅的に求めることが可能です。
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