C++とOpenCVで動画の現在のフレーム位置を取得する方法
「現在のフレーム」とは、動画を再生している際に画面に表示されているフレームのことを指します。これは「アクティブフレーム」とも呼ばれます。多くのアプリケーション開発では、現在表示中のフレーム番号を取得する必要が生じることがあります。
OpenCVのVideoCaptureクラスには、CAP_PROP_POS_FRAMESプロパティを指定してget()メソッドを呼び出すことで、現在のフレーム位置(0から始まるインデックス)を取得する機能が用意されています。
以下のプログラムは、動画の現在のフレーム位置を読み取り、コンソールウィンドウに表示します。
サンプルコード
#include<opencv2/opencv.hpp>// VideoCaptureクラスを使用するためのOpenCVヘッダー//
#include<iostream>
using namespace std;
using namespace cv;
int main() {
Mat myImage;// フレームを読み込むための行列を宣言//
namedWindow("Video Player");// 動画を表示するウィンドウを宣言//
VideoCapture cap("video.mp4");// 動画ファイルを読み込むオブジェクトを宣言//
if(!cap.isOpened()){ // 動画ストリームが見つからない場合にエラーメッセージを表示//
cout << "No video stream detected" << endl;
system("pause");
return -1;
}
while (true){ // 動画を表示し続けるための無限ループ//
cap >> myImage;
int current_Frame;// 現在のフレーム位置を格納する整数変数を宣言//
current_Frame = cap.get(CAP_PROP_POS_FRAMES);// 現在のフレーム位置を読み取る//
if (myImage.empty()){ // フレームが検出されない場合はループを抜ける//
break;
}
cout << "Current Frame Number:" << current_Frame << endl;
imshow("Video Player", myImage);// 動画を表示//
char c = (char)waitKey(25);// 25ミリ秒の処理時間を確保し、中断条件を設定//
if (c == 27){ // 「Esc」キーが押されたらループを抜ける//
break;
}
}
cap.release();// バッファメモリを解放//
return 0;
}コードのポイント解説
1. CAP_PROP_POS_FRAMESについて
cap.get(CAP_PROP_POS_FRAMES)は、現在のデコード済みフレームの位置をdouble型で返します。この値は0始まりのインデックスであり、動画の先頭フレームでは「0」が返されます。
2. エラーハンドリング
cap.isOpened()で動画ファイルが正常に開けたかどうかを確認しています。開けなかった場合はエラーメッセージを表示してプログラムを終了します。
3. ループの終了条件
読み込んだフレームが空(myImage.empty())の場合、動画の終端に達したと判断してループを終了します。また、「Esc」キー(ASCIIコード27)が押された場合も再生を中断できます。
実行結果
このプログラムを実行すると、動画が再生されると同時に、コンソールウィンドウに現在のフレーム番号がリアルタイムで表示されます。


応用例
現在のフレーム位置の取得は、以下のような場面で活用できます。
- 特定のフレームにシーク(ジャンプ)する機能の実装
- 動画の編集やトリミング処理での範囲指定
- フレーム単位での解析結果の記録
- 再生進捗バーの表示
なお、特定のフレームへ移動したい場合は、cap.set(CAP_PROP_POS_FRAMES, フレーム番号)を使用することで実現できます。
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