Node.jsのcrypto.createSign()メソッドの使い方を徹底解説
crypto.createSign()メソッドとは
Node.jsのcrypto.createSign()メソッドは、引数に渡されたアルゴリズムを使用して署名(Sign)用のオブジェクトを生成し、そのインスタンスを返します。利用可能なダイジェストアルゴリズムの一覧は、crypto.getHashes()メソッドで確認できます。また、一部のケースでは、ダイジェストアルゴリズム名の代わりに「RSA-SHA256」のような署名アルゴリズム名を直接指定してSignインスタンスを作成することも可能です。
生成されたSignオブジェクトは書き込み可能なストリームとして動作するため、署名対象となるデータをwrite()メソッドで書き込み、最後に秘密鍵を使って署名を計算するという流れになります。
構文
crypto.createSign(algorithm, [options])
パラメータ
このメソッドが受け取るパラメータは以下の通りです。
algorithm – Signオブジェクトを生成する際に使用するアルゴリズム名を指定します。
options – 省略可能なパラメータです。ストリームの動作を制御したい場合に使用します。
使用例1:Signオブジェクトの生成
まず「createSign.js」という名前のファイルを作成し、以下のコードをコピーしてください。ファイル作成後、次のコマンドで実行できます。
node createSign.js
createSign.js
// Node.js program to demonstrate the use of createSign() method
// cryptoモジュールを読み込む
const crypto = require('crypto');
// SHA256アルゴリズムを指定してSignオブジェクトを生成
const sign = crypto.createSign('SHA256');
// Signオブジェクトの中身を出力
console.log(sign);
出力結果
C:\home\node>> node createSign.js
Sign {
_handle: {},
_writableState:
WritableState {
objectMode: false,
highWaterMark: 16384,
finalCalled: false,
needDrain: false,
ending: false,
ended: false,
finished: false,
destroyed: false,
decodeStrings: true,
defaultEncoding: 'utf8',
length: 0,
writing: false,
corked: 0,
sync: true,
bufferProcessing: false,
onwrite: [Function: bound onwrite],
writecb: null,
writelen: 0,
bufferedRequest: null,
lastBufferedRequest: null,
pendingcb: 0,
prefinished: false,
errorEmitted: false,
emitClose: true,
autoDestroy: false,
bufferedRequestCount: 0,
corkedRequestsFree:
{ next: null,
entry: null,
finish: [Function: bound onCorkedFinish] } },
writable: true,
_events: [Object: null prototype] {},
_eventsCount: 0,
_maxListeners: undefined }
出力結果から、生成されたSignオブジェクトが内部に_writableStateなどのストリーム関連プロパティを持っていることが分かります。writable: trueとなっていることからも、このオブジェクトが書き込み可能なストリームであることが確認できます。
使用例2:write()メソッドでデータを書き込む
続いて、もう一つの例を見てみましょう。Signオブジェクトに対してwrite()メソッドでデータを書き込むサンプルです。
// Node.js program to demonstrate the use of createSign() method
// cryptoモジュールを読み込む
const crypto = require('crypto');
// SHA256アルゴリズムを指定してSignオブジェクトを生成
const sign = crypto.createSign('SHA256');
// データを書き込み、結果を出力
console.log(sign.write('Welcome to Tutorials Point'));
出力結果
C:\home\node>> node createSign.js true
write()メソッドが正常にデータを受け付けるとtrueが返されます。このようにSignオブジェクトはストリームとしてデータを受け取り、後続のsign()メソッドに秘密鍵を渡すことで電子署名を生成できます。デジタル署名によるデータの改ざん検知や認証処理など、セキュアなアプリケーション開発において重要なメソッドです。
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