【Node.js入門】assert.notDeepStrictEqual()関数の使い方を徹底解説
assert.notDeepStrictEqual()関数とは
Node.jsのassertモジュールは、関数のアサーション(妥当性検証)に使用できるさまざまな機能を提供しています。その中のひとつであるassert.notDeepStrictEqual()は、「2つのオブジェクトが深い厳密等価(deep strict equal)ではないこと」を検証するための関数です。もし両方のオブジェクトが厳密に等しい場合には、AssertionErrorがスローされます。
「深い厳密等価」とは?
「deep strict equal」では、オブジェクトの中身を再帰的に(ネストされたプロパティまで含めて)比較しつつ、型変換を行わずに評価します。つまりプリミティブな値に対しては===と同様の厳密な比較が行われるため、'21'(文字列)と21(数値)は等しいとみなされません。
構文
assert.notDeepStrictEqual(actual, expected, [message])
パラメータ
actual ─ 比較の対象となる実際の値を指定します。
expected ─ actualと比較される期待値を指定します。
message ─ 省略可能なパラメータです。エラー発生時に表示される、ユーザー定義のメッセージを設定できます。
assertモジュールのインストール
npm install assert
assertモジュールはNode.jsの組み込みモジュールなので、インストールの手順は省略しても問題ありません。最新版のassertモジュールのバージョンを確認したい場合は、以下のコマンドを使用します。
npm version assert
モジュールのインポート方法
コード内でassertモジュールを使うには、まず以下のようにインポートします。
const assert = require("assert").strict;
使用例1:異なるオブジェクトを比較した場合
まず「notDeepStrictEqual.js」という名前のファイルを作成し、以下のコードをコピーしてください。その後、下記のコマンドでコードを実行します。
node notDeepStrictEqual.js
notDeepStrictEqual.js
// モジュールのインポート
const assert = require('assert').strict;
try {
// actualとexpectedが等しくないことをチェック
assert.notDeepStrictEqual({ a: '21' }, { a: '24' });
console.log("Objects are not equal")
} catch(error) {
console.log("Error: ", error)
}
出力結果
2つのオブジェクトは異なる値を持っているため、エラーは発生せず正常に処理が完了します。
C:\home\node>> node notDeepStrictEqual.js Objects are not equal
使用例2:同一のオブジェクトを比較した場合
続いて、もうひとつ例を見てみましょう。今度は同じ値を持つオブジェクト同士を比較します。
// モジュールのインポート
const assert = require('assert').strict;
try {
// actualとexpectedが等しくないことをチェック
assert.notDeepStrictEqual({ a: '21' }, { a: '21' });
console.log("Objects are not equal")
} catch(error) {
console.log("Error: ", error)
}
出力結果
両方のオブジェクトが同一であるため、アサーションエラーがスローされます。
C:\home\node>> node notDeepStrictEqual.js
Error: { AssertionError [ERR_ASSERTION]: Identical input passed to
notDeepStrictEqual:
{
a: '21'
}
at Object. (/home/node/test/assert.js:6:9)
at Module._compile (internal/modules/cjs/loader.js:778:30)
at Object.Module._extensions..js (internal/modules/cjs/loader.js:789:10)
at Module.load (internal/modules/cjs/loader.js:653:32)
at tryModuleLoad (internal/modules/cjs/loader.js:593:12)
at Function.Module._load (internal/modules/cjs/loader.js:585:3)
at Function.Module.runMain (internal/modules/cjs/loader.js:831:12)
at startup (internal/bootstrap/node.js:283:19)
at bootstrapNodeJSCore (internal/bootstrap/node.js:623:3)
generatedMessage: true,
name: 'AssertionError [ERR_ASSERTION]',
code: 'ERR_ASSERTION',
actual: { a: '21' },
expected: { a: '21' },
operator: 'notDeepStrictEqual' }
まとめ
上記の出力例からもわかるように、両方のオブジェクトは同じ文字列型の'21'という値を持っていたため、notDeepStrictEqual()による検証に失敗し、ERR_ASSERTIONエラーが発生しました。
この関数は、テストコードにおいて「2つの値が一致していないこと」を保証したい場面で活用できます。逆に「一致していること」を検証したい場合は、assert.deepStrictEqual()を使用しましょう。用途に応じて適切なアサーション関数を選ぶことが、堅牢なテストを書く第一歩です。
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