JavaScriptでCSSプロパティの現在の値を取得する方法|getComputedStyleの使い方
JavaScriptでHTML要素に適用されているCSSプロパティの現在の値(計算済みスタイル)を取得するには、window.getComputedStyle()メソッドを使用します。このメソッドは、対象の要素に適用されたすべてのスタイル情報を含むオブジェクトを返します。
返されたオブジェクトに対してgetPropertyValue()メソッドを呼び出せば、任意のCSSプロパティの値を文字列として取得できます。インラインスタイルが設定されていない場合でも、外部CSSや継承によって最終的に適用されている値を取得できるのが大きな特徴です。
基本構文
const element = document.querySelector('セレクタ');
const style = window.getComputedStyle(element);
const value = style.getPropertyValue('プロパティ名');サンプル1:background-colorの値を取得する
次の例では、ページ内のdiv要素の背景色(background-color)を取得し、span要素に出力しています。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
div {
margin: 4%;
padding: 4%;
width: 50%;
text-align: center;
background-color: powderblue;
border-radius: 4%;
}
</style>
</head>
<body>
<div>Test Div</div>
<span></span>
<script>
let element = document.querySelector('div');
let getStyle = window.getComputedStyle(element);
document.querySelector('span').textContent = ('background-color: ' + getStyle.getPropertyValue('background-color') + '.');
</script>
</body>
</html>実行結果
このコードをブラウザで開くと、div要素の下に次のようなテキストが表示されます。

なお、色の値は元のキーワード(powderblue)ではなく、計算後のrgb()形式で返される点に注意してください。
サンプル2:box-shadowの値を取得する
続いて、box-shadowプロパティの値を取得する例です。ここでは、内側の影と緑色の枠線で装飾した円形のdiv要素のスタイルを読み取ります。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
div {
display: flex;
margin: 4%;
padding: 4%;
width: 20vh;
height: 20vh;
box-shadow: inset 0 0 23px cadetblue;
border: 2px groove green;
border-radius: 50%;
}
</style>
</head>
<body>
<div><div></div></div>
<span></span>
<script>
let element = document.querySelector('div');
let getStyle = window.getComputedStyle(element);
document.querySelector('span').textContent = ('box-shadow: ' + getStyle.getPropertyValue('box-shadow') + '.');
</script>
</body>
</html>実行結果
このコードを実行すると、box-shadowの現在の値が画面に出力されます。

ポイントと注意点
getComputedStyle()が返すのは「計算済みの値」です。ショートハンドプロパティで指定した場合でも、ブラウザが解釈した最終的な値が返されます。- 色は
rgb()形式、長さはpx単位など、正規化された形式で返されることが一般的です。 - 疑似要素(
::beforeや::after)のスタイルを取得したい場合は、第2引数に疑似要素名を渡します。
例:window.getComputedStyle(element, '::before')
このようにgetComputedStyle()を活用すれば、JavaScriptから要素の実際の見た目に関わるあらゆるスタイル値を動的に読み取り、条件分岐やアニメーション制御などに活かすことができます。
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