JavaScriptでオブジェクトを逆マッピングして値からキーを取得する方法
JavaScriptでは、オブジェクトの「値」から対応する「キー」を逆引きしたい場面があります。本記事では、逆マッピング(リバースマッピング)を使って、値からキーを効率的に取得する方法を解説します。
前提となるオブジェクト
まず、次のようなオブジェクトを想定します。
const products = {
"Pineapple": 38,
"Apple": 110,
"Pear": 109
};このオブジェクトでは、すべてのキーが互いに重複せず、すべての値も互いにユニークであるとします。
実現したいこと
ここで、「値を受け取り、その値に対応するキーを返す関数」を作成することを目標とします。仮にこの関数を findKey() と呼びましょう。
たとえば、findKey(110) を実行すると "Apple" が返される、というイメージです。
アプローチ:逆マッピングによる解決
この問題に対しては、まず元のオブジェクトの「値をキーに、キーを値に」入れ替えた逆マッピング用のオブジェクトを生成し、その後、通常のオブジェクト記法で目的の値に対応するキーを参照する方法が有効です。
コード例
実際のコードは以下のようになります。
const products = {
"Pineapple": 38,
"Apple": 110,
"Pear": 109
};
const findKey = (obj, val) => {
const res = {};
// 元のオブジェクトを走査し、値をキー・キーを値として入れ替える
Object.keys(obj).map(key => {
res[obj[key]] = key;
});
// 指定された値がオブジェクトに存在しない場合は false を返す
return res[val] || false;
};
console.log(findKey(products, 110));実行結果
コンソールには以下のように出力されます。
Apple
コードのポイント
- Object.keys():オブジェクトのすべてのキーを配列として取得し、
map()で順番に処理しています。 - 逆マッピングの生成:
res[obj[key]] = key;の一行で、値とキーの役割を入れ替えた新しいオブジェクトを作成できます。 - 存在しない値への対応:該当する値が見つからない場合には
falseを返すため、呼び出し側で安全に判定できます。
なお、値が 0 や空文字列など falsy な値になる可能性がある場合は、res[val] || false の代わりに val in res ? res[val] : false と書くと、より厳密に判定できます。
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