JavaScriptで配列の要素をuuidなどのプロパティ値ごとにグループ化する方法
はじめに
JavaScript開発では、オブジェクトの配列を特定のプロパティの値をもとにグループ化したい場面がよくあります。例えば、uuidが同じオブジェクト同士をひとつの配列にまとめ、結果を二次元配列として取得したいケースなどです。
例として、次のようなオブジェクトの配列があるとします。
const arr = [
{"name": "toto", "uuid": 1111},
{"name": "tata", "uuid": 2222},
{"name": "titi", "uuid": 1111}
];ここで求められているのは、uuidプロパティの値が同じオブジェクト同士を、それぞれ独立した配列に分割する関数を書くことです。
期待される出力
上記の配列に対して処理を行うと、結果は次のようになります。
const output = [
[
{"name": "toto", "uuid": 1111},
{"name": "titi", "uuid": 1111}
],
[
{"name": "tata", "uuid": 2222}
]
];uuidが「1111」の2つのオブジェクトがひとつの配列に、「2222」のオブジェクトが別の配列にきちんとまとめられていますね。
実装コード
この処理は、ハッシュマップ(連想配列)を使うことで効率的に実装できます。以下がそのコードです。
const arr = [
{"name": "toto", "uuid": 1111},
{"name": "tata", "uuid": 2222},
{"name": "titi", "uuid": 1111}
];
const groupByElement = arr => {
const hash = Object.create(null),
result = [];
arr.forEach(el => {
if (!hash[el.uuid]) {
hash[el.uuid] = [];
result.push(hash[el.uuid]);
}
hash[el.uuid].push(el);
});
return result;
};
console.log(groupByElement(arr));コードの解説
- Object.create(null): プロトタイプを持たない空のオブジェクトを作成します。これにより、
toStringやconstructorといった組み込みプロパティ名との衝突を防げます。 - hash:
uuidの値をキーとして、対応する配列への参照を保持します。 - result: グループ化された配列を順番に格納する最終的な出力用配列です。
- forEach: 各要素について、その
uuidのグループがまだ存在しなければ新しい配列を作成し、resultに登録したうえで要素を追加します。
重要なポイントは、resultには配列そのものではなく参照をpushしている点です。そのため、その後のhash[el.uuid].push(el)で要素を追加すると、result内の配列にも自動的に反映されます。
コンソール出力
実際にコードを実行すると、コンソールには次のように表示されます。
[
[ { name: 'toto', uuid: 1111 }, { name: 'titi', uuid: 1111 } ],
[ { name: 'tata', uuid: 2222 } ]
]補足: Mapを使ったより汎用的な書き方
同じ処理は、ES6のMapを使うことでより安全かつ柔軟に実現できます。
const groupByElement = arr => {
const map = new Map();
for (const el of arr) {
if (!map.has(el.uuid)) {
map.set(el.uuid, []);
}
map.get(el.uuid).push(el);
}
return [...map.values()];
};Mapは任意の型の値をキーとして扱えるため、数値・文字列・シンボルなど、どんなプロパティでグループ化する場合でも安心して利用できます。
まとめ
オブジェクトの配列を特定のプロパティでグループ化する際は、ハッシュテーブル(Mapやプレーンなオブジェクト)を中間データとして使うのが定番のアプローチです。この手法なら計算量はO(n)で済み、大量のデータでも高速に処理できます。ぜひ自分のプロジェクトでも活用してみてください。
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