JavaScriptで行列の対角線上の要素の積を求める方法
ここでは、正方行列を表す2次元配列を例に考えてみましょう。
const arr = [
[1, 3, 4, 2],
[4, 5, 3, 5],
[5, 2, 6, 4],
[8, 2, 9, 3]
];この配列を受け取り、行列の主対角線(左上から右下にかけての対角線)上に存在する要素の積を返す関数を作成する必要があります。
問題の確認
この行列の場合、主対角線上にある要素は次のとおりです。
1, 5, 6, 3
したがって、期待される出力は次のようになります。
1 × 5 × 6 × 3 = 90
コード例
以下がその実装コードです。
const arr = [
[1, 3, 4, 2],
[4, 5, 3, 5],
[5, 2, 6, 4],
[8, 2, 9, 3]
];
const diagonalProduct = arr => {
let product = 1;
for(let i = 0; i < arr.length; i++){
for(let j = 0; j < arr[i].length; j++){
if(i === j){
product *= arr[i][j];
};
};
};
return product;
};
console.log(diagonalProduct(arr));実行結果
コンソールには以下のように出力されます。
90
コードの解説
この関数の仕組みはシンプルです。二重のforループで行列のすべての要素を走査し、行インデックス i と列インデックス j が等しい場合(つまり i === j のとき)、その要素は主対角線上にあるため、積に掛け合わせていきます。
より効率的な書き方
実は、対角要素だけが必要な場合は、内側のループは不要です。行番号と列番号が一致する位置のみを参照すればよいため、次のように1つのループで簡潔に書くことができます。
const diagonalProduct = arr => {
let product = 1;
for(let i = 0; i < arr.length; i++){
product *= arr[i][i];
};
return product;
};この書き方なら計算量が O(n) になり、行列全体を走査する O(n²) のアプローチよりも効率的です。特に大きな行列を扱う場合には、この最適化が有効になります。
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