JavaScriptで特定のフィールドをマージしながら配列を集約する方法
例えば、次のようなオブジェクトの配列があったとします。
const arr = [{
id: 121,
hobby: 'cycling'
}, {
id: 125,
hobby: 'jogging'
}, {
id: 129,
hobby: 'reading'
}, {
id: 121,
hobby: 'writing'
}, {
id: 121,
hobby: 'playing football'
}, {
id: 125,
hobby: 'cooking'
}, {
id: 129,
hobby: 'horse riding'
}];ここで作成したいのは、このような配列を受け取り、共通する id プロパティを基準に要素をマージする関数です。マージ後の hobby プロパティは配列とし、同じ id に紐づくすべての趣味(hobby)をその配列の中に格納します。
この処理には Array.prototype.reduce() メソッドを使用します。reduce() を使えば、配列を走査しながら同じ id を持つ要素をその場で集約できます。
実装コードは以下の通りです。
サンプルコード
const arr = [{
id: 121,
hobby: 'cycling'
}, {
id: 125,
hobby: 'jogging'
}, {
id: 129,
hobby: 'reading'
}, {
id: 121,
hobby: 'writing'
}, {
id: 121,
hobby: 'playing football'
}, {
id: 125,
hobby: 'cooking'
}, {
id: 129,
hobby: 'horse riding'
}];
const mergeArray = (arr) => {
return arr.reduce((acc, val) => {
const ind = acc.findIndex(item => item.id === val.id);
if(ind !== -1){
acc[ind].hobby.push(val.hobby);
}else{
acc.push({
id: val.id, hobby: [val.hobby]
});
};
return acc;
}, []);
};
console.log(mergeArray(arr));出力結果
コンソールには以下のように出力されます。
[
{ id: 121, hobby: [ 'cycling', 'writing', 'playing football' ] },
{ id: 125, hobby: [ 'jogging', 'cooking' ] },
{ id: 129, hobby: [ 'reading', 'horse riding' ] }
]処理のポイント
このコードの流れを簡単に整理すると、次のようになります。
- reduce() の初期値として空配列
[]を渡します。 - 各要素について、
findIndex()を使って累積配列(acc)の中に同じidを持つ要素が既に存在するかどうかを確認します。 - 存在する場合は、その要素の
hobby配列に現在の趣味をpushします。 - 存在しない場合は、新しいオブジェクト
{ id, hobby: [val.hobby] }を acc に追加します。
パフォーマンスに関する補足
上記の実装では要素ごとに findIndex() を呼び出すため、計算量は O(n²) になります。データ件数が少ない場合は問題ありませんが、要素数が多い配列を扱う場合は、Map を使って id をキーとしてグループ化してから配列に変換する方法(O(n))の方が効率的です。
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