JavaScriptでテンプレート文字列をネストする方法
JavaScriptのES6で導入されたテンプレート文字列(テンプレートリテラル)は、バッククォート(`)で囲むことで文字列の中に変数や式を埋め込める便利な機能です。実は、この${}(プレースホルダー)の中に、さらに別のテンプレート文字列を入れ子(ネスト)として記述することもできます。
テンプレート文字列のネストとは
${}の中には任意のJavaScript式を書けるため、その中で再度バッククォートを使ったテンプレート文字列を評価することが可能です。これにより、関数呼び出しの引数として動的に生成した文字列を渡すなど、柔軟な文字列組み立てが行えます。
コード例
以下は、ボタンをクリックすると、ネストされたテンプレート文字列を使って氏名(フルネーム)を表示するサンプルコードです。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 20px;
font-weight: 500;
color: blueviolet;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptでのテンプレート文字列のネスト</h1>
<div class="result"></div>
<br />
<button class="Btn">ここをクリック</button>
<h3>上のボタンをクリックすると、ネストされたテンプレート文字列でフルネームが表示されます</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
let BtnEle = document.querySelector(".Btn");
function fullName(fName, lName) {
return fName + " " + lName;
}
let firstName = "Rohan";
let lastName = "Sharma";
BtnEle.addEventListener("click", () => {
resEle.innerHTML = `FirstName = ${firstName} and lastname = ${lastName} and
fullname = ${fullName(
`${firstName}`,
`${lastName}`
)}`;
});
</script>
</body>
</html>コードの解説
ポイントは以下の部分です。外側のテンプレート文字列の中にある${fullName(...)}の引数として、さらに`${firstName}`と`${lastName}`というテンプレート文字列をネストして渡しています。
resEle.innerHTML = `FirstName = ${firstName} and lastname = ${lastName} and fullname = ${fullName(`${firstName}`, `${lastName}`)}`;このように書くことで、名前と姓をそれぞれ個別のテンプレート文字列として生成し、それをfullName()関数に渡して結合した結果を、外側の文字列に埋め込んでいます。
実行結果
ページを開いた時点では、見出しと「ここをクリック」ボタンのみが表示されています。
「ここをクリック」ボタンを押すと −
画面に次のような結果が表示されます。
FirstName = Rohan and lastname = Sharma and fullname = Rohan Sharma
このように、テンプレート文字列をネストすることで、複雑な文字列の組み立てでも可読性を保ちながら簡潔に記述できます。従来の文字列連結(+演算子)では冗長になりがちな処理も、ネストされたテンプレートリテラルを使えばスッキリと表現できるのが大きなメリットです。
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