JavaScriptのyield*式とは?ジェネレーターの委譲方法をサンプルコードで解説
yield* 式は、別のジェネレーター関数やイテラブル(反復可能)オブジェクトを参照し、その値の生成処理を委譲するために使用される構文です。
通常の yield が単一の値を返すのに対し、yield* は指定したジェネレーターや配列などのイテラブルが持つすべての値を、あたかもその場所に直接記述したかのように順番に取り出します。これにより、複数のジェネレーターを連結したり、再帰的なデータ構造を簡潔に走査したりすることが可能になります。
yield*式の基本的な仕組み
yield* の後にジェネレーターオブジェクトやイテラブルを指定すると、その要素がすべて順に生成されます。委譲先のジェネレーターが完了すると、元のジェネレーターの処理が続行されます。
サンプルコード
以下は、JavaScriptで yield* 式を使用した実装例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 20px;
font-weight: 500;
color: blueviolet;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>yield* keyword in JavaScript</h1>
<div class="result"></div>
<br />
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<h3>Click on the above button to iterate over test2 and see the value yielded</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
let BtnEle = document.querySelector(".Btn");
function* test() {
yield 12;
yield 24;
yield 36;
}
function* test2() {
yield* test();
}
let iterator = test2();
BtnEle.addEventListener("click", () => {
resEle.innerHTML = iterator.next().value + "<br>";
resEle.innerHTML += iterator.next().value + "<br>";
resEle.innerHTML += iterator.next().value + "<br>";
});
</script>
</body>
</html>
コードの解説
- ジェネレーター関数
test()は、12・24・36 の3つの値を順に返します。 - ジェネレーター関数
test2()内ではyield* test()を呼び出しており、test()への処理を委譲しています。 test2()から得たイテレーターに対してnext()を呼び出すたびに、委譲先であるtest()が保持する値が1つずつ取り出されます。
実行結果

「CLICK HERE」ボタンをクリックすると、test2() が test() に委譲された結果として、画面には以下のように値が順番に表示されます。

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