JavaScriptの静的プロパティとは?クラス関数に直接定義する方法を解説
JavaScriptの静的プロパティ(Static Properties)とは
JavaScriptにおける静的プロパティは、クラスのprototypeプロパティではなく、クラス関数そのものに割り当てられるプロパティです。この特徴により、オブジェクトをインスタンス化することなく、直接アクセスして呼び出すことができます。
通常のインスタンスプロパティは各オブジェクトごとに生成されますが、静的プロパティはクラス全体で共有される単一の値として扱われます。そのため、設定値やユーティリティ的なデータなど、全インスタンスで共通して使いたい情報を格納するのに適しています。
静的プロパティの基本的な書き方
コンストラクタ関数に対して「関数名.プロパティ名 = 値」という形式で代入するだけで、静的プロパティを定義できます。以下に具体的なコード例を示します。
コード例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 20px;
font-weight: 500;
color: blueviolet;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>JavaScriptの静的プロパティ</h1>
<div class="result"></div>
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<h3>上のボタンをクリックすると、Studentクラスの静的プロパティschoolにアクセスできます</h3>
<script>
let resEle = document.querySelector(".result");
function Student(name, age) {
this.name = name;
this.age = age;
}
// クラス関数そのものに静的プロパティを定義
Student.school = "St Marks Public School";
document.querySelector(".Btn").addEventListener("click", () => {
resEle.innerHTML = "Student.school = " + Student.school;
});
</script>
</body>
</html>
実行結果
ページを読み込んだ直後の表示は以下の通りです。

「CLICK HERE」ボタンをクリックすると、インスタンスを作成せずにStudent.schoolへ直接アクセスでき、静的プロパティの値が画面に表示されます。

ポイントまとめ
- 静的プロパティはクラス関数自体に紐づくため、
prototypeには含まれません。 newによるインスタンス化なしで、クラス名.プロパティ名の形式で直接参照・呼び出しが可能です。- ES6以降の
class構文では、staticキーワードを使って同様の機能を実現できます。
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