JavaScriptのWeakMapオブジェクトとは?基本の使い方をサンプルコード付きで解説
WeakMapは、キーと値のペアを要素として持つオブジェクトです。通常のMapとの大きな違いは、キーに必ずオブジェクトを指定しなければならないという点です。値にはプリミティブ型(文字列や数値など)でもオブジェクトでも何でも格納できます。
さらに重要な特徴として、WeakMapのキーとして使用されたオブジェクトへの参照が他に存在しなくなると、そのオブジェクトはガベージコレクション(GC)によって自動的にメモリから解放されます。これにより、メモリリークを防ぎながら一時的なデータを安全に関連付けることができます。
WeakMapの主な特徴
- キーにはオブジェクトのみ指定可能(プリミティブ値はキーにできない)
- キーのオブジェクトがどこからも参照されなくなると、自動的にガベージコレクションの対象になる
- 列挙(イテレーション)ができないため、keys()やvalues()、sizeプロパティを持たない
JavaScriptでのWeakMapサンプルコード
以下は、JavaScriptでWeakMapを使用した実際のコード例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
color: rebeccapurple;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>WeakMap object in JavaScript</h1>
<div class="result"></div>
<button class="Btn">Show WeakMap</button>
<h3>Click on the above button to create and display a WeakMap object</h3>
<button class="Btn">REMOVE</button>
<h3>Click on the above button to remove reference of the WeakMap key</h3>
<script>
let resultEle = document.querySelector(".result");
let btnEle = document.querySelectorAll(".Btn");
let personObj = {
name: "Rohan Sharma",
age: 22,
class: 9,
};
let WeakMap1 = new WeakMap();
WeakMap1.set(personObj, "Rohan Object");
btnEle[0].addEventListener("click", () => {
resultEle.innerHTML = "personObj : " + WeakMap1.get(personObj) + "<br>";
});
btnEle[1].addEventListener("click", () => {
personObj = null;
resultEle.innerHTML += "personObj : " + WeakMap1.get(personObj) + "<br>";
resultEle.innerHTML += " personObj is now removed from memory";
});
</script>
</body>
</html>
実行結果
上記のコードを実行すると、次のような画面が表示されます。

「Show WeakMap」ボタンをクリックした場合:

このボタンを押すと、personObj をキーとしてWeakMapに登録された値「Rohan Object」が取得され、画面に表示されます。
「REMOVE」ボタンをクリックした場合:

このボタンを押すと、変数 personObj に null が代入され、オブジェクトへの参照が失われます。その結果、WeakMap内の該当エントリは取得できなくなり、オブジェクトはメモリから解放される状態になります。これこそがWeakMapによる弱い参照(weak reference)の動作です。
まとめ
WeakMapは、キーとなるオブジェクトのライフサイクルに影響を与えずにデータを関連付けたい場合に便利な仕組みです。DOM要素へのメタデータの付与やキャッシュ管理など、メモリ効率が求められる場面で活用できます。
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