JavaScriptで別の関数を返す関数の作り方とクロージャの仕組み
JavaScriptで関数を返す関数とは
JavaScriptでは、関数の戻り値として別の関数を返すことができます。このテクニックは「クロージャ(closure)」と呼ばれる仕組みと密接に関係しており、返された関数は、外側の関数内で定義された変数にアクセスし続けることができるのが大きな特徴です。
以下は、JavaScriptで関数が別の関数を返すコード例です。
コード例
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
<style>
body {
font-family: "Segoe UI", Tahoma, Geneva, Verdana, sans-serif;
}
.result {
font-size: 18px;
font-weight: 500;
color: blueviolet;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Function returning another function in JavaScript</h1>
<div class="result"></div>
<button class="Btn">CLICK HERE</button>
<h3>Click on the above button to double the number</h3>
<script>
let BtnEle = document.querySelector(".Btn");
let resEle = document.querySelector(".result");
function test() {
let b = 1;
return function () {
resEle.innerHTML = "Number = " + (b *= 2);
};
}
let returnFunc = test();
BtnEle.addEventListener("click", () => {
returnFunc();
});
</script>
</body>
</html>
実行結果
上記のコードを実行すると、「CLICK HERE」ボタンが表示されます。ボタンをクリックするたびに、保持されている数値が2倍になり、その結果が画面に出力されます。

実際に「CLICK HERE」ボタンをクリックすると、クリックごとに数値が2倍ずつ増えていく様子が確認できます。

コードの解説
このコードのポイントは、test() 関数の中で宣言された変数 b と、それを操作する無名関数の関係です。
test()を呼び出すと、変数b = 1が定義され、戻り値として新しい無名関数が返されます。let returnFunc = test();の時点でtest()が実行され、返された関数がreturnFuncに代入されます。- ボタンをクリックするたびに
returnFunc()が実行され、クロージャによって保持された変数bに対してb *= 2が適用されます。
通常、関数の実行が終わるとローカル変数は破棄されますが、クロージャを使うことで内部の関数が変数への参照を維持できます。そのため、クリックの回数だけ値が2倍になっていくという動作が実現できています。このように「関数を返す関数」は、状態の保持やカウンターの実装など、さまざまな場面で活用できる強力なパターンです。
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