JavaScriptでテキストをクリップボードにコピーする方法【サンプルコード付きで解説】
JavaScriptでテキストをクリップボードにコピーするには?
Webアプリや管理画面などで、「コピー」ボタンをワンクリックするだけでテキストをクリップボードにコピーできれば、ユーザー体験は大きく向上します。JavaScriptを使えば、この機能はごくシンプルなコードで実装できます。
本記事では、document.execCommand("copy") を使った定番の実装方法を、実際に動作するサンプルコードとともにわかりやすく解説します。
サンプルコード
以下は、入力フィールド内のテキストをボタン一つでクリップボードにコピーする完全なHTMLの例です。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
button {
border: none;
outline: none;
background-color: rgb(191, 187, 255);
color: black;
font-weight: bold;
padding: 10px;
}
input {
padding: 10px;
}
</style>
</head>
<body>
<h1>Clipboard example</h1>
<h2>Click the button below to copy text and paste it somewhere</h2>
<input type="text" value="Hello World" class="textInput" />
<button class="copy">Copy text</button>
<script>
document.querySelector(".copy").addEventListener("click", copyText);
function copyText() {
var copyText = document.querySelector(".textInput");
copyText.select();
copyText.setSelectionRange(0, 99999);
document.execCommand("copy");
alert("The copied text is: " + copyText.value);
}
</script>
</body>
</html>
コードのポイント解説
コピー処理の中核となるのは、copyText() 関数内の以下の流れです。
- テキストの選択:
select()メソッドで入力フィールド内の文字列を全選択し、さらにsetSelectionRange(0, 99999)で選択範囲を明示的に指定します。これにより、スマートフォンなどの環境でも確実にすべてのテキストが対象になります。 - コピーの実行:
document.execCommand("copy")を呼び出すことで、選択中のテキストがクリップボードにコピーされます。 - ユーザーへの通知: コピー完了後、
alert()でコピーされた内容を表示し、処理が成功したことをユーザーに伝えます。 - また、
addEventListener("click", copyText)の部分で、ボタンがクリックされたタイミングでこの関数が実行されるようにイベントを紐付けています。
出力結果
上記のコードをブラウザで開くと、次のような画面が表示されます。

続いて、「Copy text」ボタンをクリックすると、以下のようにアラートが表示され、入力フィールド内のテキストがクリップボードにコピーされます。あとは任意の場所で貼り付け操作(Ctrl+V など)を行えば、コピーされたテキストを確認できます。

補足:最新のClipboard APIについて
document.execCommand("copy") は現在非推奨(Deprecated)の扱いになっています。今後の開発では、より安全でPromiseベースの Clipboard API を使用することが推奨されています。
navigator.clipboard.writeText("Hello World")
.then(() => {
alert("テキストをコピーしました!");
})
.catch((err) => {
console.error("コピーに失敗しました:", err);
});
Clipboard APIはHTTPS環境でのみ動作する点に注意してください。レガシーブラウザへの対応が必要な場合は、execCommand をフォールバックとして併用するのが一般的です。
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