JavaScriptの「return」ステートメントの仕組みと使い方を解説
JavaScriptの関数には、任意でreturnステートメント(return文)を記述できます。関数から値を返したい場合には必須となる重要な構文です。
returnステートメントの基本
returnステートメントは、関数の実行結果を呼び出し元に返すための仕組みです。主な特徴は以下の通りです。
- 関数に
return文は必須ではなく、省略することも可能です。 - 関数から値を返したい場合は、
return文が必要です。 return文が実行されると、その時点で関数の処理が終了します。したがって、通常は関数内の最後の文として記述します。return文を省略した関数や、値を指定しないreturn;を実行した関数は、undefinedを返します。
コード例
以下のコードでは、姓と名を受け取って連結した文字列を返すconcatenate()関数を定義しています。ボタンをクリックするとDisplayFunction()が呼び出され、戻り値が画面に表示されます。
<html>
<head>
<script>
function concatenate(first, last) {
var full;
full = first + last;
return full;
}
function DisplayFunction() {
var result;
result = concatenate('John', ' Wright');
document.write(result);
}
</script>
</head>
<body>
<p>次のボタンをクリックして関数を呼び出してください</p>
<form>
<input type = "button" onclick = "DisplayFunction()" value = "Call Function">
</form>
</body>
</html>
処理の流れ
この例の動作を順に見てみましょう。
- ボタンがクリックされると、イベントハンドラによって
DisplayFunction()が呼び出されます。 DisplayFunction()内で、引数'John'と' Wright'を渡してconcatenate()を呼び出します。concatenate()は2つの文字列を連結し、return full;によって結果「John Wright」を呼び出し元へ返します。- 戻り値が変数
resultに代入され、document.write()によって画面に出力されます。
まとめ
returnステートメントを使うことで、関数の計算結果や処理結果を外部に渡せるようになり、再利用性の高いコードを書けます。関数の途中で処理を終了させたい場合にもreturnは活用できるため、JavaScriptにおける関数設計の基本としてしっかり理解しておきましょう。
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