【JavaScript】ラベル付きbreakステートメントの使い方をわかりやすく解説
JavaScriptでは、バージョン1.2以降、ラベル(label)をbreakステートメントと組み合わせることで、ループの流れをより細かく制御できるようになっています。
ラベルとは、識別子の後ろにコロン(:)を付けたもので、特定のステートメントやコードブロックに対して名前を付ける仕組みです。通常のbreakは最も内側のループしか抜けられませんが、ラベルを指定すれば、外側のループまでまとめて脱出することができます。
ラベル付きbreakの基本構文
labelName:
for (初期化; 条件; 更新) {
// 処理
break labelName; // このラベルが付いたループを抜ける
}サンプルコード
次のコードを実行して、breakステートメントとラベルの連携方法を実際に確認してみましょう。
<html>
<body>
<script>
document.write("Entering the loop!<br /> ");
outerloop: // これがラベル名
for (var i = 0; i < 5; i++) {
document.write("Outerloop: " + i + "<br />");
innerloop:
for (var j = 0; j < 5; j++) {
if (j > 3 ) break ; // 最も内側のループを抜ける
if (i == 2) break innerloop; // innerloopラベルを指定してbreak
if (i == 4) break outerloop; // outerloopラベルを指定して外側のループも抜ける
document.write("Innerloop: " + j + " <br />");
}
}
document.write("Exiting the loop!<br /> ");
</script>
</body>
</html>コードの解説
このサンプルでは、二重のforループに対してそれぞれラベルを付けています。
- outerloop: 外側のforループに付けられたラベルです。
- innerloop: 内側のforループに付けられたラベルです。
if (j > 3) break;— ラベルを指定していないため、最も内側のループ(innerloop)だけを抜けます。if (i == 2) break innerloop;— innerloopラベルを明示的に指定していますが、この場合も結果としては内側のループを抜けます。if (i == 4) break outerloop;— outerloopラベルを指定することで、内側のループだけでなく外側のループごと一気に抜けます。これがラベル付きbreakの最大のメリットです。
実行結果のポイント
変数iが2のときは内側のループが早期に終了し、iが4になった時点でouterloopラベルのおかげで外側のループ全体が終了します。そのため、iが4のときの内側のループ処理は一度も実行されず、そのまま「Exiting the loop!」が表示されて処理が完了します。
ラベル使用時の注意点
ラベルはcontinueステートメントでも同じように使用できます。ただし、ラベルの乱用はコードの可読性を損なう可能性があるため、「ネストが深いループから一気に抜けたい」といった場面に限定して使うのがおすすめです。また、サンプルで使われているdocument.write()は現在では非推奨の手法のため、実際の開発ではconsole.log()などを使うとよいでしょう。
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