Pythonの関数名・識別子に使用できる文字とは?命名ルールを徹底解説
Pythonにおける識別子(Identifier)とは?
Pythonにおいて、クラス名、関数名、変数名など、プログラム内のさまざまな要素に付ける名前のことを識別子(identifier)と呼びます。識別子は、それぞれの要素を他と区別するために欠かせないものです。
この記事では、関数名や変数名としてどのような文字が許可されているのか、そのルールと注意点を具体例とともに解説します。
識別子に使用できる文字のルール
Pythonの識別子には、以下の文字を組み合わせて使用できます。
- 英字の小文字(a〜z)
- 英字の大文字(A〜Z)
- 数字(0〜9)
- アンダースコア(_)
たとえば myClass、var_3、print_to_screen などはすべて有効な識別子です。
ルール1:数字から始めてはいけない
識別子の先頭に数字を使うことはできません。2variable は無効ですが、variable2 のように途中以降に数字を含めるのは問題ありません。
ルール2:キーワード(予約語)は使用できない
global、if、for など、Pythonで特別な意味を持つキーワードは識別子として利用できません。以下のように global を変数名として使おうとすると、構文エラーが発生します。
コード例
global = "syntax" print(global)
実行結果
File "identifiers1.py", line 1
global = "syntax"
^
SyntaxError: invalid syntax
解説:このコードでは、キーワードである global を変数名(識別子)として文字列を代入しようとしているため、構文エラー(SyntaxError)が発生しています。
ルール3:特殊記号は使用できない
!、@、#、$、% などの特殊記号を識別子に含めることはできません。次の例では、変数名に $ を使用しているためエラーになります。
コード例
$local = 5 print($local)
実行結果
File "identifiers2.py", line 1
$local = 5
^
SyntaxError: invalid syntax
解説:変数名に特殊文字 $ が含まれているため、整数値を代入するコードを実行した際に構文エラーとなります。
補足:Python 3では日本語などのUnicode文字も使用可能
Python 3以降では、識別子に日本語を含むUnicode文字を使用することも技術的には可能です。ただし、コードの可読性や移植性を考慮すると、英字・数字・アンダースコアのみで構成された識別子を使うのが一般的なベストプラクティスとされています。
まとめ
- 識別子には英字・数字・アンダースコアのみ使用できる
- 先頭を数字にすることはできない
- キーワード(予約語)は識別子として使えない
- 特殊記号(!、@、#、$、%など)は含められない
これらのルールを守ることで、エラーのない読みやすいPythonコードを書くことができます。
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