Pythonでカスタム例外を使ってオブジェクトを渡す正しい方法とは?
Pythonでは、組み込みのExceptionクラスを継承することで、独自のカスタム例外を簡単に定義できます。カスタム例外には、エラーメッセージとなる文字列や、その他のオブジェクトを引数として渡すことが可能で、例外発生時の詳細な情報を保持しておけます。
次のコードでは、ExceptionクラスのサブクラスとしてFooExceptionというカスタム例外を作成し、文字列オブジェクトを渡しています。
コード例
#foobar.py
class FooException(Exception):
def __init__(self, text, *args):
super(FooException, self).__init__(text, *args)
self.text = text
try:
bar = input("Enter a string:")
if not isinstance(bar, str):
raise FooException(bar)
except FooException as r:
print('there is an error')
else:
print(type(bar))
print(bar)
コードのポイント
- コンストラクタの定義:
__init__メソッド内で、渡されたオブジェクトをsuper()経由で親クラスに引き継ぎつつ、self.textとしてインスタンスに保存しています。これにより、後から例外オブジェクト経由で内容を参照できます。 - *argsによる柔軟な設計:可変長引数を受け付けることで、必要に応じて複数のオブジェクトを例外に渡すことも可能です。
- 例外の送出と捕捉:条件を満たさない場合に
raise FooException(bar)で例外を発生させ、except FooException as r:で捕捉します。変数rからはr.textのように、渡したオブジェクトへアクセスできます。
実行方法
ターミナルで次のようにスクリプトを実行します。
$ python foobar.py
文字列を入力すると、以下のような結果が得られます。
出力例
C:/Users/TutorialsPoint1/~foobar.py
Enter a string: 'voila'
<class 'str'>
voila
このように、入力された値が文字列であればelseブロックが実行され、入力値の型と内容が出力されます。一方、条件に合致しない場合はFooExceptionが送出され、exceptブロック内の「there is an error」というメッセージが表示されます。
補足:Python 2とPython 3の違い
元のコードはPython 2向けに書かれており、文字列判定にはbasestringが使われていました。Python 3ではbasestringが廃止されているため、上記のようにstrを使用します。また、Python 3のinput()は常に文字列を返すため、数値などを扱いたい場合はint()などによる型変換やバリデーションを組み合わせるのがおすすめです。
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