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【Python】変数名を文字列として取得する方法とその注意点

Pythonにおける変数名の仕組み

実は、Pythonでは「変数名を取得する」という操作は本来想定されていません。なぜなら、Pythonの変数とはオブジェクトへの名前のマッピング(参照)にすぎないからです。

Pythonにおいて正規名(canonical name)を持つのは、モジュール、関数、クラスのみです。さらに、関数やクラスが定義された後、あるいはモジュールがインポートされた後に、その正規名が任意の名前空間で意味を持つ保証はありません。加えて、これらの名前はオブジェクト生成後に変更されることもあるため、必ずしも信頼できるものではない点に注意が必要です。

変数名を文字列として取得する方法

それでも、テクニックを使えば変数名を文字列として取得することは可能です。ただし、以下の2つの条件・制約があります。

  • 抽出したい変数名の文字列を、あらかじめ何らかの形で特定できる必要がある
  • これは逆引き検索に相当するため、同じ値を持つ変数が2つ以上存在する場合、どちらか一方が返される可能性がある

locals() を使うと、現在のスコープ内にあるすべての変数とその値を取得できます。これを利用して、値が一致する変数名を取り出すのが一般的な手法です。例えば、次のように記述します。

>>> my_var = 5
>>> my_var_name = [k for k, v in locals().items() if v == my_var][0]
>>> my_var_name
'my_var'

補足:Python 2 と Python 3 の違い

古い資料では iteritems() が使われていることがありますが、これは Python 2 専用のメソッドです。現在主流の Python 3 では items() を使用してください。上記のサンプルコードは Python 3 に対応した書き方になっています。

まとめ

Pythonでは変数は単なるオブジェクトへの参照であるため、変数名の取得は言語の設計思想に反する操作です。どうしても必要な場合は locals() による逆引き検索が使えますが、同じ値の変数が複数あると正しく判定できない可能性があるため、デバッグ用途など限定的な場面での利用にとどめるのが賢明です。変数名を文字列として扱いたい場面では、そもそも辞書(dict)でデータを管理する設計に見直すことを検討するとよいでしょう。

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