Pythonのre.match()、re.search()、re.findall()の違いとは?正規表現メソッドの使い分けを解説
re.match()、re.search()、re.findall() は、いずれもPythonの標準ライブラリ re モジュールに含まれる正規表現検索用のメソッドです。一見似ていますが、検索範囲や戻り値が異なるため、目的に応じた使い分けが重要です。本記事では、具体例を挙げながらそれぞれの違いをわかりやすく解説します。
re.match() メソッド
re.match() は、文字列の先頭でパターンがマッチした場合のみ結果を返します。文字列の途中にパターンが存在しても、先頭でマッチしなければ None を返す点に注意してください。
例えば、文字列「TP Tutorials Point TP」に対してパターン「TP」でマッチングを行うと、文字列が「TP」で始まるためマッチします。
コード例
import re result = re.match(r'TP', 'TP Tutorials Point TP') print(result.group(0))
実行結果
TP
re.search() メソッド
re.search() は re.match() と似ていますが、文字列全体をスキャンし、任意の位置で最初に見つかったマッチを返します。そのため、パターンが文字列の先頭以外に存在していても検出できます。
コード例
import re result = re.search(r'Tutorials', 'TP Tutorials Point TP') print(result.group(0))
実行結果
Tutorials
re.findall() メソッド
re.findall() は、文字列の先頭から末尾まで全体を走査し、パターンに一致したすべての出現箇所をリストとして返します。「TP Tutorials Point TP」のように同じパターンが複数回出現する場合でも、すべて取得できるのが特徴です。
コード例
import re result = re.findall(r'TP', 'TP Tutorials Point TP') print(result)
実行結果
['TP', 'TP']
3つのメソッドの使い分けまとめ
- re.match():文字列の先頭がパターンに一致するかだけを確認したいときに使用します。
- re.search():文字列内のどこかに1つでもマッチがあれば十分なときに使用します。
- re.findall():マッチするすべての箇所を取得したいときに使用します。
また、戻り値の型にも違いがあります。match() と search() はマッチオブジェクトを返すため、実際の文字列を取り出すには .group() を呼び出す必要があります。一方、findall() は文字列(またはグループを指定した場合はタプル)のリストを直接返します。用途に合わせて適切なメソッドを選択することで、正規表現処理をより効率的に記述できます。
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